アメリカの底知れぬ魅力と恐ろしさ。
★★★★★
残酷描写は現代ホラーに比べて地味であるにもかかわらず
体に直接訴えてくるような恐怖を感じました。
ですが、私が本当に恐ろしいと感じたのは
本作が実話に基づいているということです!!!。
これも「アメリカ」が持つ底知れなさの一つの証なのかも知れません。
上質なスプラッター映画
★★★★★
私はスプラッター映画が苦手だ。
しかし、世界最凶のホラーというキャッチコピーがビデオ屋で私の手を動かした。
学生寮で夕方(怖いから)一人で鑑賞したのを今も鮮明に覚えている。
舞台は1975年のアメリカ、テキサス州の田舎。まったく共感を持てない若者達が恐怖の殺人一家と未知との遭遇をする悪夢の不条理物語。
よくある話だ。そんなよくある話の基盤的作品という事で名作ともてはやされているのだけで中身は案外怖くないだろうと思って鑑賞をしていた。
そして数十分後、鳴り止む事のないチェーンソーの音と叫び声が部屋を包み込んだ時その考えは浅はかだったと思い知った。
今から30年以上前の映画だというのに古さよりも新鮮さが感じられる。
古い映画なだけに画質があまり綺麗ではない。しかしコレがドキュメンタリーを見ているかのような気持ちにさせてしまうので逆に効果的であったり、ホラー映画のくせに昼間のシーンが多い。つまり昼も夜もこのホラー映画にはまったく関係がない。
この映画は確かにスプラッターなのだがあまりグロテスクなシーンを見せないように描かれている。がしかし、これが返って想像力を掻き立てる。
この映画は痛いシーンを見せて怖がらせようとしている単純なホラー映画ではない。
こうした見ている者をも精神的に追い込む工夫が随所に用意されている。
84分という短い上映時間にも関わらず見終わった後、手に汗を握りながらぐったりしていた。
外の夕焼けを見つめながら、映画のクライマックスをもう一度思い出す。
静けさを取り戻した男子寮だったが私の頭の中にはあのチェーンソーの音が鳴り止む事なく唸り続けていた。
まずは一安心
★★★★★
DVDに比べ発色が良く、コンストラストがハッキリしており
グレンが結構多めですが、
自然なハイデフ化に成功していると思います。
網戸の質感や、夜のシーンのライティング、
ディナーシーンでの目玉のUPの水晶体の透明感、浮き出た毛細血管などに
恩恵がはっきり出ています。
音もかなり良くなっており、絶叫がリアルに響きます。
買い換え推奨いたします。
ジェネオンさんは海外盤よりも良い仕様で発売してくれる
有難いメーカーさんです。
先日、悪魔のいけにえより、かなりメジャーでかなりヒットした
ホラー映画がブルーレイ化されましたが、
1層MPEG2、海外盤に付いてた、おまけ全廃という、地雷確定仕様。
レビューも散々でした。
是非他社さんもジェネオンさん見習って下さい。
奇跡のブルーレイ化
★★★★☆
度々「コレクターズ版」 や「デジタル・ニューマスター版」で発売される本作。
発売元もバラバラ(笑)
まさかブルーレイソフトで出るとは思ってませんでした。
日本ではアニメがマーケットの中心になりつつある中、まさにキラーソフト!
画質についてはピカピカ修復盤とはいかないが、大粒の『フィルムグレイン』は結構好み。
ヒューイット家の室内がハッキリ見えてもねぇ(汗)
MOMAに保管されてる(マスターフィルム)を使って『完全修復版』が出るかどうかは分からないが、
僕を含め、ファンの方々には家宝になる事間違いないだろう。
好きな人なら
★★★☆☆
この映画が大好きで ブルーレイも見てみたい!持ってたいというならば買えば良いレベル。発色が良いぐらいで元々粗い画質はDVDとあまり変わりません。元の粗い画質は変えようがないのです。ブックレット、チラシやパンフを縮小化して入れてくれたDVDボックスを手放してまでブルーレイに執着するのは間違っています。大好きなので買いましたが(笑)