メーテルリンクの物語を背景にして、アイリスとレ二が情景豊かに東京を、
ちょっと前どこでもよく見られた東京を見せてくれます。
紙芝居のおじさんとのやりとりがかわいらしくて微笑ましいです。
また、後半のレ二がアイリスの悩みに答えるシーンは、画面のこちら側に
いる私達への問いかけに、私は聞こえます。
気ぜわしく動き回り、色々見落としてきたもの、忙しさにかまけて忘れて
しまっていたものを教えてくれるような気がします。
最後、舞台で二人が言う台詞、見守る花組と多くのお客さんが心の置き場所
なのだと気づかせてくれます。
面白いシーンも目白押しですが、中でもカンナがアイリスへ諭すシーンが
なんとも可笑しいたとえ話を持ち出していてとっても面白いです。
何度見てもその時その時に違った感動があり、とっても好きです。
あなたの青い鳥は何ですか?