スタジオとは違った味わい
★★★★★
オリジナルアルバムでは精密で繊細で、
1音1音の響きまでにこだわりを見せるロキシーだが、
ライブ盤では圧倒的な肉体感でぐいぐいと引っ張ってくれる。
リマスター音源を採用した紙ジャケ仕様のこのライブ盤は音の通りも良く、
円熟期を迎えたバンドの余裕のある演奏と、ブライアンフェリーのパフォーマンスが楽しめる。
(紙ジャケか通常プラケースかは完全の好みで良いと思う。)
ラストにシングルカットされたジョン・レノンのカヴァー『ジェラス・ガイ』が入っているが、
これもなかなか味わいが深くて良い。
遺作となってしまったが、ロキシーのライブの集大成だと言える傑作だと思う。
(もちろん、スタジオの集大成は『アヴァロン』を推したい!)
カバー曲も出色
★★★★★
発売から時期がたっているので、このレビューが読まれるかわかりませんが・・・。
(タイミングを完全に逸してますからね〜、鈍くてすみません)
私はアナログのミニ・アルバム『ハイ・ロード』が大のお気に入りでしたが、CDがいつまで
たっても発売には至りませんでした。アナログ盤はヘビィ・ローテーションで聴いていたせいか、
傷が目だってきた為CDの発売を渇望していました。
で、このアルバムの音源が『ハイ・ロード』と同じであるとの情報を得て購入。
『ハイ・ロード』では"Can't Let Go"がオープニング・ナンバーなので、ちょっとオヤ?と
思いました。
オリジナル・ナンバーも好きですが、カバーの"LIke a Hurricane"が特にお気に入り。
楽曲自体もそうですが、アレンジメントが素敵です。
さらに後日、DVDで"the high road"が発売になり、映像でも見たのですが、DVDを見る
限りでは、DVDの方がブライアン・フェリーの服装の崩し方なんかで、コンサートの模様を
忠実に再現しているのは映像版のほうみたいです。本CDでは楽曲がかなり入れ替わって収録
されているようです。ですが、それがこのライブ盤の魅力をスポイルしているとは思いません。
最高傑作の呼び声が高い『アヴァロン』後のツアーですので、ロキシーが最後に放った巨大な
炎を感じるような、素晴しいライヴ盤だと思います。当然、好き好きはありますが。
DVD"the high road"は廃盤?(間違ってたらすみません)になってるようですが、機会が
あれば、DVDと共に本CDを聴けば魅力が倍増するのではないでしょうか。
これ、紙ジャケじゃないですよね?
ブライアン・フェリー82年の声の艶やかさが何とも魅力的なライヴの名作
★★★★★
本作は、82年のゴージャスなライヴ録音で、ロキシー・ミュージックが第2次解散状態だった90年にリリースされた。オリジナル・メンバーはフェリー、フィル・マンザネラ、アンディ・マッケイの3人のみだが、アンディ・ニューマークのドラムや女性バック・コーラス等の豪華なサポートを得ている。ロキシーのライヴは70年代、80年代(本作)、そして01年の再々結成ライヴ(CD2枚組)が代表的だが、曲数・選曲の多様性の点で、本作は70年代のものを上回るが01年のものには若干劣る(CDの枚数が少ないこともあるが、01年のものよりロキシー初期の曲が少ない)。しかし、フィル及びフェリーのソロ作から1曲ずつ、そしてアヴァロンのように複数曲選ばれている例外もあるが、デビュー作を除くロキシーのオリジナル・アルバムから偏りなく1曲ずついかした代表曲を採り上げた選曲には満足できる。さらに、ニール・ヤングの名曲ライク・ア・ハリケーンとジョン・レノン追悼のジェラス・ガイのカヴァーが秀逸。特に、ライク・ア・ハリケーンのロキシー又はフェリーのカヴァーはこの時期限定なので、約8分の熱演はロキシー、ニールの両方のファンにとって必聴だ。成熟したシンガーとして絶頂期にあったフェリーの声の艶やかさの魅力がいかんなく発揮され、この点では若干声の衰えを感じる部分がある01年のライヴを上回る。本作の映像版が「ハイ・ロード」で、両者を比較すると、ボブ・クリアマウンテンMix、曲順の変更等、編集が行われたことがわかる。当然本作の方が音の作品として洗練度は高い。
結論として、フレッシュ・アンド・ブラッドから1曲しか選ばなかった点とアヴァロンから夜に抱かれてが選ばれていない点を差し引いても、ロキシー80年代全盛期の名ライヴとして高く評価したい。私は本作が大好きだ。
キャンレッグォゥ…
★★★★☆
ロキシー、80s代表しまくりの傑作『AVALON』発表後のライヴ模様収めまくりの一枚っす!『AVALON』からのナンバァ〜に、おなじみのヒッッ曲(っつーか、THIS IS ROXY! YEAH! サイコッ!な、妖しさムンムンの初期のナンバァ〜っすが…)並びまくりっすが、なにより嬉しいサプラィッ!はフェリーの傑作ソロ『ベールをぬいだ花嫁』から「Cant Let Go」が(原曲の暗いニヒリズムゥ消えて、ラテェ〜ンチックなパァ〜カッション全面出のアレンジになってるっすが…)、また、マンザネラのソロやニィ〜ル・ヤングのカバァ〜が収録されている点っす!サウンドは他のレビュァ〜の方も仰られている通り、王道ロックYEAH!なサウンドで初期のイカレポンチったサウンドに比べれば魅力薄感、否めねぇ〜ぇぇぃ…っすが、堅実なバックは、なかなか聴き応えありまっす!バンド臭は薄まって、フェリーの独裁臭プンプンっすが、フェリー嫌じゃなければ楽しめる一枚っす!ロキシー、やっぱサイコサイコサイコッ!YEAH!!
なかなか良いと思う
★★★★☆
結構きつく言われてますが、自分は良いアルバムだとおもってます。
なかなか格好良い演奏をしてると思いますよ。
でもフィルの演奏は少し???かなって感じもしますが、ドラムは
アンディ・ニューマークでしょ?いいリズムをとってますね。
そこで十分カバーできてると思いますよ。