早すぎた名盤 オジー&ランディローズファン必聴
★★★★☆
その昔ビクターがカサブランカレーベルと契約していた頃、ロック系ではキッスの弟分としてデビューしたバンド。アメリカンロックの陽気さはいうまでもないが、実はグレッグジフリアの感性なのだろうか、陰影にとんだブリティッシュ臭さも持ち合わせている。バリーブラントのジョンボンナム直伝のトーン、バスドラの決まり具合。パンキーメドウズのジミーペイジ的フラッシーさとルースさ、計算されたソロのすばらしさ。プロデユーサーはリッチーブラックモアゆかりのデレクローレンスとビッグジムサリバンである。この人たちの薫陶も実はあるにちがいない。なおランディローズの名曲ミスタークローリーのヒントになったに違いない一節が出てきますよ。