内容も難しいものではありません。中学理科や高校生物で扱った植物に関する知識や実験をもう少し身近な視点から
捉え、説明する、といった感じでしょうか。だから高校生物を習った人は学校で習った内容やテレビやインターネットなど
どこかで出会ったような内容で目新しいものはあまりありません。だから、生物未修の人やすっかり
忘れてしまった人なんかが対象なのだと思います。また、時折説明がわかりづらいところがあり、
全体的に易しく書かれているだけにギャップがあって目立ちます。
面白い内容を面白く紹介してくれているので、筆者の文章が肌に合う人、それほど生物学の知識がない人には
お薦めできる本だと思います。個人的には★3つ半、という感じです。