ウォン・カーウァイをモロ意識してる?
★★★☆☆
泥棒(レスリー)と刑事(カーフェイ)とヤクザの女(フェイ・ウォン)が繰り広げる
なんとも奇妙なラブストーリー。
ええ、ホント奇妙な映画。「恋する惑星」沖縄篇、みたいな?(^^;)
つまらなくはないけれど、全体的にダラダラとした感がぬぐえなかったです。
メインキャストに惹かれて観賞しましたが、
主役よりもむしろ、脇役のほうが光っていました。
とくに、レスリーの相棒のスナイパーを演じたビンセント・コク。
めちゃめちゃクールでした!チャウシンチーの『食神』と同じ人とは思えません(^Д^;)
なにはともあれ、沖縄の雰囲気を楽しむのにはうってつけだと思いますので、
おヒマならどうぞ。
香港人と日本人が出会う沖縄
★★★☆☆
レスリー・チャン、フェイ・ウォン、梁家輝の三人が主演する
沖縄でのラブストーリーという触れ込みに惹かれて見たものの、
映画でのこの三人については少々失望せざるを得ませんでした。
まず、この作品でのレスリーには全く魅力がありません。
沖縄で遊ぶプレイボーイの怪盗という漫画的な設定と
彼のウエットで重い雰囲気が噛み合っておらず
見ていて不快感さえ覚えました。
普段は若く見える彼も沖縄の強い日差しを反映した画面では
年相応の老化が目立ってしまった点も残念でした。
レスリーを追いかける警官に扮した梁家輝も同様です。
前半の彼の場面で王家衛作品を意識したモノローグが出てくる演出も
不要に感じました。
フェイ・ウォンも王家衛の「恋する惑星」で演じた中性的な役を
意識したキャラクターになっていますが、
この作品ではあまり成功していません。
映画では複数の男性を惹きつけ追いまわされる展開になっていますが、
率直に言って格別美人でもなく無表情で無愛想な彼女のどこに
そんな魅力があるのかさっぱり納得がいきませんでした。
この映画で魅力的なキャラクターは脇筋の人々で、
加藤雅也演じる人の好い日本のヤクザとジジ・ライ扮する可憐な香港人女性、
谷徳昭演じるレスリーの太った相棒と樋口明日香扮する失恋直後の日本人少女、
といった本来は付加的なカップルの方が楽しく見られました。
日本語は達者だが手癖の悪い香港人女性のキャラクターや
加藤雅也が英語で「広東語は話せないが聞くことは出来る」
と香港人女性たちに語るくだりもユーモラスです
(この映画では使用言語にかなり苦慮したらしく、
会話するキャストの組み合わせに応じて
広東語、英語、片言を含めた日本語が使い分けられています)。
一時のバカンスに沖縄を訪れた人々の恋の鞘当てを内容にしていますが、
映画の作りそのものにバカンスついでに作ったような緩いお遊びの香りが漂っています。
いい役者達が出てるのに…
★★☆☆☆
なんともったいない!レスリー・チャンにフェイ・ウォンにレオン・カーファイ…どんなんだろう!なんだか楽しそう!と期待ワクワクで見たら…つまらない。何これ?と思った。レスリーとフェイの歌が流れるので何も見るものがない時にかけておくとか…そういう程度の作品だと思います。出ている人皆好きなのに…。
ホッとしたい日にオススメ
★★★★★
身近にありそな、ひと夏の沖縄を、そのまま映画にした感じ。
メイクも衣装も(テンションも)普段着感覚で、よかったわぁ。
かわいい
★★★★★
犯罪者だろうがヤクザだろうがとにかく出てくる人がみんなキュートでかわいい。レスリーもそうだが、それまでシリアスでハードな役の多かった加藤雅也アニキのフェミ男でなさけないヤクザっぷりは微笑ましくてスィートで、もうたまりません。ヒロインに中性的なフェイ・ウォンを持ってきているのもサワヤカでヨイ。
特典映像はレスリーのレスリーによるファンサービスてんこ盛りで、えっこれってレスリーのアイドル映画だったの?と思ってしまうがそれを感じさせないできあがりの質のよさ。見終わった後は後味すっきり、それでいてほんわかハッピーになれるというオマケつき。