デトロイトの奇跡
★★★★★
もう10年以上ジェフの音楽を聴いてますが、これは自分の中でジェフのナンバー1の作品。 ジェフのDJは凄くアグレッシブに攻める感じだけど、このアルバムは本当にその真逆。美しい音、世界観が味わえます。
この作品の中にはジェフとしては凄く珍しい、ヴォーカルを使った曲もある。前にインタビューでジェフは「ヴォーカルは頻繁に使いたくはない、なぜならヴォーカルを使うと皆がその曲の意味を同じように感じてしまうからだ。」そう言ったジェフが作ったヴォーカルの曲はある意味デトロイト、ジェフミールズの奇跡と呼べるのではないだろうか。最近はダンス、エレクトロニックミュージックのシーンが世界的に見て規模が大きくなってきて、ある意味凄く商業的になってきてる中で、このジェフのアルバムの様な、エンターテイメント以上の作品は最近では少ない。そう言う意味も込めてこれは「デトロイトの奇跡」と言えるのではないでしょうか?。
中庸的な問題作
★★★☆☆
個人的には失敗作だと感じました。デトロイト・スタイルのテクノへ中途半端にすり寄っていて、Jeff Millsのファンキーな汗が飛び散るようなハード・ミニマル・トラックは影にしまわれています。彼のミニマル・テクノ群を期待すると裏切られるでしょう。むしろ中庸的なリスニング的音盤をのを望む向きからは評価されるかな。でも微妙な出来具合で、どうとも言えませんまね。
清涼感あふれています。
★★★★★
ある見解からすると、ジャングルを想像させるがジャンルとしてのジャングルじゃないし、宇宙を感じるけど、こてこてのデトロイトテクノでもない。ブラック・テイスト満載だけど、こてこてって感じもしない。 中庸されていて、まさしく、ミルズ・アートって感じ。