ゆっくりと進むストーリーで、コメディ調なので安心して読めます。
今巻で初登場した女の子と、厚と遊歩の三角関係や、
久ちゃんの現世に残した未練などが、今後気になるところです。

時々入る兄が弟を、弟が兄を想うシーンが少しせつなくて良いです。

ぬぅ、もどかしいです。なんであだち充大先生がこんなコテコテな幽霊、透明人間のネタで月刊誌に連載しているんだ？もっと、スポーツとラブコメ、パントマイムのような無声映画のような笑いがあるのがあだち充ではないのか・・・いや、勿論あだち充作品はコテコテなのが良いんだけど、ネタがコテコテって・・・いや、あだち作品は結構ぽっくり人が死ぬから、その続きを書いたらどうなるか試して見ている感じなんだろうか・・・クロスゲーム連載終了したからそろそろこっちに力が入って来てほしい。とうとう力が入らなかったらまた新連載を・・・あれ？それでも今後に期待。

あだち先生の作品によく出てくる自虐ネタ（締め切りに間に合わないetc...)がこの巻ではあまりに多すぎる、と感じました。内容的にはスポーツ漫画だけどスポ魂ではなくて、主人公とヒロイン（というか主人公の男女が正しいのか）が仲が良いのか悪いのか、というあだち先生の漫画の王道であると思います。ただ、前述した自虐ネタにコマ数がかなり割かれていてストーリーが進まない。
連載が月刊誌なので先が気になってもただでさえ待たねばならないのにと感じ、読みながら少しイライラしてしまいました。
（クロスゲーム完結の方に出筆のエネルギーが費やされてしまったのかなぁ。）
ただ面白いことは面白いので、完結してから全巻一気読みしたかったなぁと思いました。
あと上と矛盾しているように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、連載が長く続いて欲しいと願っております。