表題だけ勇ましいけど、内容は誰でも知っている程度の当たり障りの無い内容です。ネットで調べればすぐ解る程度のことでした。残念。

中国人から見た、中国人をマクロ視点で書いておられます。
中国のマーケットは非常に魅力的に感じます。

ただ、本書では、
中国のマーケットをより良くみせようと、
小資について、少しオーバーに書かれている感じがしてなりません。
（中国のマーケットの魅力について書いている本なので、しょうがないと思いますが）

小資（8−15万円の給料）だと、いくら物価が安いといっても、
海外から来ている物は高いと思いますし、それほど、贅沢ができる金額じゃないです。
筆者は日本の物価と比較すると給料は10倍ぐらいの感覚だと言っておられますが、
少しオーバーだと思ってしまいます（汗

とはいえ、中国のマーケットが魅力的なことに変わりはありません。
本書でかかれていた、日本の直輸入サイト情報はとても有難いです。
ただ、これらのECサイトが実際どれぐらいシェアをとってるのかさっぱりわからないのが難点です。

少し中国語を覚えて、どのECサイトがショッピング情報として上位にくるのか調べてみないといけません。

　中国のインターネットＥＣ市場について分かりやすく概況を説明した入門書。中国な巨大な消費市場に向けてうまく玉を投げれば日本の中小企業、零細商店でも売り上げを伸ばすことができると説いています。

　素人がゼロから知るにはいい道先案内の書ですが、深みはありません。もっともこうした実用書に深みを求めること事態が無意味ですが・・・。

中国に対するイメージや先入観をリセットしてくれる解りやすい本。

新聞やマスコミで報じるコピー（模造）や食の安全性の問題・・・。
銀座いに行くとご存知のとおり中国人や韓国人だらけ。
反日感情が根底に横たわっているのかと思うと
実に丁寧な中国人若者のブログへの書き込み。
いったいどのような状況になっているんだろう？
そう思っている人にはお奨めの本だと思う。

中国人は日本に来て冷えたビールに、出されるおしぼりに感動していたとは・・・
キャノンのカメラはメイドインジャパンだから売れている。
確かに中国人にとって日本は夢の国というか、憧れの国かもしれない。
不幸な過去があってもそれとこれは別ということ。
確かに、米国との戦争に負け、そしてその米国の生活に憧れた日本人。
オリンピック、万博、公害・・・彼らは日本人と全く同じように歩んで来ているのか。
軍事大国になって大好きな日本を乗っ取れ・・・とならないように願いたい。

中国向けネットビジネスについてはあくまで入り口ということ。
紹介されているECサイトも出店者向けにまだ機能が充実しているとは思えないし、
この本を読んだだけで即申込みは50万円が危険だと思う。
ALEXAではアクセス数も低い。もちろん悪いという訳ではなく
もう少し他を調べて見ることをお奨めする。

またちょっぴりビジネスの対象として中国に興味が沸いたのも事実。
でも陳さん文章力ありますね。実に読みやすかったです。
「百度」の名前の由来でしめくくるところなんぞ粋ですね。

この本を読むとまず、中国人の特性がわかる。
その中で今後ターゲットにしていくべき年代層がわかる。
その年代層に対して、どういった方法でビジネスを展開をしていくかがわかる。

非常に具体的で明確。素人を対象にしており、誰にでも始められるようステップを示して
ある。

他の人が始めないうちに、早く読んでしまったほうがよいですよ。