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クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった

価格: ¥1,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
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クラウドコンピューティングの現状 ★★★☆☆
クラウドコンピューティングに係わる世界のITプレーヤーの現状報告である。
新興勢力(グーグル、セールスフェース)に対し、かつてのIT巨人(IBM、マイクロソフト、オラクル等)がどう立ち向かっているのか(いくのか)を綴っていて、現段階の勢力図を簡単に把握するには良い情報源であろう。
ただ、個人的に期待していた「第5章 クラウドコンピューティング時代の企業IT戦略」に関しては、当たり障りの無い一般的な内容に終始し、期待はずれであったため★3つとして。
更にこれらクラウドコンピューティングの新興勢力との、日本企業の付き合い方まで、深く食い込んだ洞察があれば良かったのにと、読み終えた後感じた。
クラウドコンピューティングを知りたい人へ ★★★★☆
最近頻繁に耳にするようになった「クラウド」という言葉だが、まだまだその定義は一般には広まっていないと思う。
本書において「クラウド」は、「クラウドコンピューティング」であり、「クラウドソーシング」や「タグクラウド」といった「クラウド」というキーワードに共通する本質を示したものではない。

しかしながら「クラウドコンピューティング」の初歩的な解説書としては十分な内容であり、今後の主流と成り得る技術について知っておきたいのであれば必読と言える。
インフラSEは斜陽な職種 ★★★★★
サーバ/ネットワークインフラのSIerは、完全な斜陽産業であるとの印象を強く持たされた。
まさしく自分がインフラSEであるだけに、タイトル通り衝撃の一冊である。
「未だにメールサーバを社内に持ってるの!?」
こんな会話が10年後にはいたる所で聞かれるのではないか。
セキュリティの確保がクラウド時代への移行に際して超えなければならない壁ではあるが、個人的には「顧客データベースが社内にあるから情報漏えいが恐い」という経営感覚が常識になる時代も近いのではないかと感じている。
この斜陽産業からどのように活路を見出していくのかー
あらたな挑戦が必要だ。

クラウドの具体例がわかる ★★★★☆
クラウドってよく聞くけど具体的によくわからに場合にお勧めです。
具体例を示して説明しているためよくわかります。
知らなかった事がたくさんかいてあるのでとても衝撃的でした。
クラウド特有の制約条件やサービスレベルも示されており、今後の課題も明確にされています。

実は、最初の数ページがとても読みにくかったので、この本を捨てようかとも考えました。
読みにくい所は飛ばして先を読むと良いかもしれません。
クラウドの潮流が良く分かる ★★★★★
 SIerとして仕事をしていながら、実はクラウドを余り意識していなかった。だから、クラウドのイメージぐらいはあっても、SaaSやEC2といった用語が何を意味しているのかさっぱり分からなかった。日常業務に追われて、このようなパラダイムシフトをぽっかりと見逃していたのだ。

 本書では、クラウドの概略、そしてグーグルやアマゾンの取り組みを軸に、ヤフー、オラクル、マイクロソフト、オラクル、IBM、インテルといった企業がどのようにクラウドに取り組んでいるかを要領よく示している。シンプルながらツボを押さえた本になっている。執筆者に素直に賛辞を送りたい。