スウェーデン語を勉強するうえで必ず必要になる文法書です。スウェーデン語の文法を説明した本はあまりないと思います。ましてや、これほど詳しく書かれたものは他にありません。発音についても詳しく書かれています。所々で英語との比較もあり工夫されていると思いますが、やっぱり文法用語がたくさん登場するので、じっくり読まなければ理解できないところもあります。国名、略語、それからスウェーデン全体の地図も付録として載せてありとても便利だと思います。スウェーデン語を勉強するためにはなくてはならない文法書です。

この本が無かったら今の自分のスウェーデン語力はありません。スウェーデン語学習の本は数多くありますが、これだけわかり易く細かな点まで理解できる文法書は他に無いでしょう。スウェーデン語をしっかりと学びたい人必読の一冊です。

日本語で書かれたスウェーデン語の文法書としては(おそらく)唯一のもの。340ページで6千円とかなり高いのは、マイナー言語だからしかたないのだろうか？スウェーデンで外国人向けに書かれた文法書などと似た構成・内容となっている。アルファベットの解説、発音と文字の関係の章があり、次に品詞別の章立てになっている。最後の章は語順を扱っている。全体として、練習問題などはなく、「読んで学習する」文法書というよりは「分らない時に引く」文法書といった性格のものである。語順(シンタックス・統語法)の章が14ページしかなく、もう少し詳しくてもよいと思う。また、語形成などを扱う章があってもよかったかもしれない。