コーポレートブランディングを構築していく過程を
脚本形式で書いた本です。

はじめの問題提起はもっともで興味深いのですが
はじまりの大きさの割に、展開は広くなく
やや細かい気がします。
はじめの構想通りに議論を深めてほしかったです。

入門書としては合格だと思います。

「・・・実践ストーリー」というタイトルではあるが、通り一遍の「手法」のような気もした。　しかし、ブランディングの実践を整理するとこういうことになるのかもしれない。　アメリカなどではこのような手法が実践され結果を出しているのだから、日本もやってみるといいと思う。　

事実日本のニッチで類を見ない技術力を持った会社はたくさんある。　私もひとつ応援したい技術会社があり、その会社をイメージしながら読み進めていった。　上手くいくような気もするが、馴染まない気もする。　　どういう反応になるのか社長にこの本を読ませてみようと思っている。　

本当の実践を視野に入れると読み応えのある本で、そうでなければとおりいっぺんの読み物。　でも面白いけどね。