特典映像もお見逃しなく!
★★★★★
ベートーヴェンの三重協奏曲はアルゲリッチのピアノとヴァイオリンのルノ-・カプソンとチェロのゴーティエ・カプソンのカプソン兄弟という来日時と同じメンバー、というよりも、このザルツブルグ音楽祭の演奏メンバーでの来日公演だったのですね。アンコールはシュトラウスのラデツキー行進曲とヒナステラのバレエエスタンシナから終幕の踊り。
終幕の踊りの演奏風景はもう何度も繰返し見ているのですが、なぜか涙が出てきてしまいました。音楽って素晴らしい、と再認識する作品です。
このドゥダメルとSBYOVはCDもさることながら、映像で楽しまれるのが特にお薦めです。とにかく皆、キラキラしていて美しいのです。
ザルツブルグ大学でのドゥダメルとSBYOVのユーモアたっぷりの音楽講義(題材はマーラーの交響曲1番、巨人)の様子も付いています。これは必見。
ユニバーサルさん、来日公演の映像リリースも引き続きお待ちしてます!
「音楽する」ことの意味、表現する喜びを教えてくれたすばらしいDVD
★★★★★
初来日で話題を呼んだ、DUDAMELとベネズエラのユースオーケストラのザルツブルグ音楽祭ライブです。曲目はBEETHOVEN「TRIPLE CONCERTO」MUSSORGSKY「展覧会の絵」他です。ベートーベンではアルゲリッチを司令塔にした、まるでジャズのセッションのように伸びやかで快活、エネルギーに満ちた演奏を聴かせてくれます。ムソルグスキーではそれぞれの絵画が目に浮かぶような自由で独特の表現に満ちています。オーケストラがうねり、指揮者と共鳴し、音楽する喜びが聴き手に伝わり、涙が出ました。ベネズエラの教育プログラムと、日本の音楽教育の違いにも考えさせられました。とにかくすばらしいです。今度、来日したときには、絶対に行きます。