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桜の下の欲情 (キャラ文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 徳間書店
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:秀香穂里/著 出版社名:徳間書店 シリーズ名:キャラ文庫 し2-17 発行年月:2009年10月 関連キーワード:サクラ ノ シタ ノ ヨクジヨウ キヤラ ブンコ シ-2-17 さくら の した の よくじよう きやら ぶんこ し-2-17、 トクマシヨテン 5229 とくましよてん 5229、 トクマシヨテン 5229 とくましよてん 5229 豪胆かつ繊細な筆致で、百年に一人の天才日本画家-。美術は専門外なのに画壇の寵児・九重鎮之のイラスト連載を担当することになった編集者の本郷。けれど九重は、初対面から傲岸不遜で威圧的。知識不足を糾弾するように「おまえの取り得は身体ぐらいだ」と迫ってきた!!原稿のためにはこの屈辱に耐えなければならない-。以来、自宅に通っては執筆の合間に抱かれる日々が始まって-。
傲慢だけど優しい攻 ★★★★☆
日本画家×雑誌編集者
才能溢れる若き日本画家。傲慢で奔放で力強いが、純粋で繊細な心を持つ攻・九重
美麗な宇宙オタク。真面目で嘘がつけず、気になることはとことん追及する受・本郷

所属していた科学雑誌が休刊になり、エンタメ系週刊誌の編集部に異動になった本郷。
ゲーム会社とのコラボ企画であるイラスト連載のページを任されることに。
これまで、宇宙にしか興味が無く芸術に全く無知な本郷は、この仕事に戸惑いつつも、
付け焼き刃で頭に叩き込み、若き画壇の寵児・九重と対面するが、
傲慢不遜な九重を前に不安は募るいっぽう。

九重の態度はとにかく偉そう。
"キス1回につき絵1枚"とか"枕営業しろ"とか、おまけに無理矢理キスしちゃうし・・・
でも、一見、本郷をからかって振り回して楽しんでるだけのようにみえて、
実は辛い思いを抱えていて、心が身動きとれないでいる人なんです。
強引で威圧的な九重の翳りを感じ取った本郷は、
ある夜を切っ掛けに、九重の絵と彼自身に心が向かいはじめます。

本郷は、真面目で丁寧な言葉遣いのまま人の心にズケズケ入っていく人。
九重の暗い部分を容赦なく抉り、九重を再び彼らしい絵の世界へ舞戻します。
傲岸不遜な九重が本郷に
"勝手に離れるな。ひとりにするな"と言う場面では心がホロリときました。
ある意味シリーズもの ★★★★★
日本画家と雑誌編集者もの。ある意味シリーズものだと思います。 秀さんの中で確立されている社会があって、色々と馴染み深い社名がザクザク出てきますので、秀さんファンには堪らない逸品かと。「他人同士」「唇に銀の弾丸」を読んでからお読みすることを、オススメします!
良い意味で裏切られました! ★★★★★
タイトル「…欲情」からエロエロしい作品を想像していましたが全く違い、設定もテーマも骨太。読み応えがありました。

日本画家(俺様だが案外ナイーブ)×編集者(融通の利かない星オタク)
(『くちびるに銀の…』とリンク。未読でもOKですが読まれていた方が世界観が広がると思います)

本郷は科学誌休刊を機に専門外のエンタメ誌部に異動するが、画壇の寵児・九重の担当を任命され困惑する。本郷は九重に勉強不足(絵について)を指摘され、イラストを引き受けてもらう代償に枕営業を要求される。仕事への責任・切迫感もあり不本意だが呑む事に…(この展開はBL的パターンですが…仕事風景だけでナニもないのも…ねェ?つまらない?笑)。
一方、九重はイラストを受けたものの以前の持ち味である「桜の墨絵」を封印し葛藤していた。本郷も性的なからかいを我慢しつつも傍若無人な態度の裏にある九重の「影」に気付く…。


星オタクの本郷が星の一つを想像するのと同様に九重の事も理解したい。過去を知りたい。と惹かれ恋情を自覚するが、あくまで自分は仕事を通して「手慰みの存在」だと戒めるのがいじらしかったです。
個人的に興味深かったのは本郷が九重のイラストに付けるコメント文。人柄を露呈する堅い文章から恋を知る事で文章に色気が醸す描写が秀逸。
そして心が通い合ってからの濡れ場はただエロいだけでなく高揚感もあり非常に萌えました。

中々思い通りにいかない現実。でも前進する強さ。
この二人は暗闇を手探りしながら「自分探しの旅」から得た物を分かち合い、また、安定感ある仕事風景が物語に深みを出してとても気分のいい読後感でした。
(ただ…タイトルがエロいだけの作品をイメージしてしまいそうでちょっと勿体なく感じました)
★★★★☆
とっても若い天才日本画家 九重と、専門外の部署へ移動してきて 担当編集者となった本郷の話。
内容は、まぁ、出会ってそうなって・・・ありきたり。と言ってしまえばそれまでですが・・・

そんな中とても良かったのが、
九重の描いたイラストに、本郷が考えて付けた という事になっている「コメント」です。
いくつか「詩」のような感じで、時々作中に出てくるのですが、それがとっても良かったんです。
花に関するコメントだが、気持ちまで込められていて、
ごめんなさい、本文よりもそっちを気に入ってしまいました。