展開が予想不能
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帯にあるようにとくべつ絵が上手いとは思いませんが、
話の展開が毎回スリリングで、3巻までは一気読みでした。
似たようなストーリーと言っていいかわかりませんが、「アイアムヒーロー」が少しだけ中だるみする中、
こちらの方は緊張感が持続しています。
たまに展開を追えなくなる瞬間もありますが、今後どこへ誘ってくれるのか、
久しぶりに楽しみな漫画です。
刻刻!
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ここ数年で一番面白い漫画。
時間が止まった世界・『止界』で繰り広げられる一家族と宗教団体の攻防。そこに止界でのルールや神ノ離忍(カヌリニ)と呼ばれる異形の存在が組み込まれ一筋縄では行きそうもありません。
品薄なのか数軒回らなければ手に入りませんでした。
もし書店で見かけたら是非買ってみて下さい。
あなたも『止界』から抜け出せなくなるかもしれませんよ!
玄人好みの漫画
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「時間を止める能力」「時間の止まった世界」といった、ありきたりなネタを今更やってウケるわけねぇだろ。
そう思ってました。
このありきたりな設定で、この作者は綿密な伏線と魅力的なキャラ作りで、新たな境地に突入してます。
難しい話になってますので、玄人好みだと思います。
ジェットコースター展開にシビれる
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モーニング2で連載中の1話を読んだときは何が何だかさっぱりわからなかった
地元の本屋でプッシュしてたのでダマされてもいいか、と思って買ったら一気読み
キャラ設定がわかる程度の前フリから、いきなり事件が発生
事件を追う中で魅力的な謎や設定が次々に繰り出される
まるで、先の見えない荒っぽいジェットコースターに乗ってるよう
いま一番新刊が待ち遠しく、ひとにすすめたいマンガ
先が気になる異界モノ
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時間の止まった世界“止界”に入ることができる一族の佑河家と、
佑河家の男の子と叔父を誘拐した謎の宗教団体が、止界で攻防を繰り広げる
サスペンスありSFありアクションありの誘拐モノ(?)コミック。
止界という舞台設定が特殊です。
ただ時間が止まっているだけではなく、例えば止まっている人間(止者)は
止界の管理人によって保護される、など様々なルールがある模様。
佑河家も宗教団体も、止界のルールを完璧に把握しているわけではなく、
何が起こるかわからない世界の中であれやこれやと試行錯誤しながら
戦っていく様子がなかなか面白いです。
佑河家の面々が、男衆は頼りなく、女は勝気で攻撃的、というどことなくダメっぽい家族なのですが、
そんなダメ家族VS危ない宗教団体(+チンピラ)、という構図が個人的には燃えます。
誘拐された家族を助けようと止界に入った佑河家の人々、
その止界でなぜか動き回り、佑河家を襲う謎の宗教団体、
止界のルールが徐々に説明されていく展開と管理人の登場、
今の時点では全く意味のわからない伏線的なシーン、
などなど、様々な要素で盛り上げてくれるので、一気に読んでしまいました。
まだ一巻なので話や舞台の状況説明に終始していますが、それでも面白いです。
すぐに二巻を買ってこようと思いました。
設定はファンタジーですが、人物造形やストーリーの展開は硬派なので、
シリアスなサスペンスが好きな人にこそおすすめしたい一冊です。