ハードカバーで重いし、ほかのカルトナージュの本に比べて、詳しい作り方が二つしか載っていません。

それでも、カルトナージュをはじめた私には参考になる提案がいくつかありました。
なるほどなー、こうすればキッチンでも使えるものが作れるとか、
大きいものももしかしたら作れるかも、とか・・・

カルトナージュのための布探しに幅が広がりました。

どっしりした本ですけれど、それに見合って作品の雰囲気はゴージャスです。
タッセルやブレードなども堂々としています。
何度も見てイメージを広げられるという意味で価値ある一冊だと思います。

著者のセンスの良さと発想力、見ていて飽きません。
虜になってしまい、カルトナージュの材料の買い物時には
常に持参して参考にしたり発想力を高めるのに役立てています。
生地の柄のあわせ方、リボン・タッセルなどの
装飾のコーディネートがとても参考になります。

　作品のセンスの良さと仕上がりの美しさ、また写真の豪華さに目を奪われました。
　とにかく作品の写真がたくさん載っています。文具などの小物から、木を使用したトレースタンドなどの家具の域に至る物まで、普段何気なく使っている実用的な物をカルトナージュで優雅に彩ることができるのだと驚きを覚えました。
　作品で使われている布はエレガントな欧風のものが多いですが、中には京唐紙や西陣織といった和の素材を使った斬新な試みもあり、カルトナージュの無限の可能性を感じます。
　多少経験のある方であれば、作品を見て参考にできることが本当にたくさんあると思います。

眺めているだけで心華やぎます。ページごとの色合いの異なる作品や雰囲気が楽しいですし、家具の域の作品もあったりして新鮮。カルトナージュをもっともっと楽しみたい！と思いました。オススメです。

カルトナージュの本と言うとレシピ本のイメージがありますが、それをよい意味で覆されました。レシピが少ないせいかもしれませんが、インテリアの本を見ているような感覚にもなります。そしてその中で紹介されている作品もなんと素敵なこと。カルトナージュをたんなる箱作りに終わらせず、日々の暮らしの中にうまく取入れた作家さんのセンスには感服です。私はカルトナージュ初心者で、まだまだこの本に載っているような作品の制作は無理ですがいつかは・・・と頑張りたくなりました。私のカルトナージュの世界を広げてくれるとても大切な一冊になりそうです。