今までほとんどなかった、パキスタン用の旅行会話集。
これまでウルドゥー語を扱った気軽に使える会話集がなかったということもあり、
これからパキスタンを訪れる旅行者には貴重な一冊。

第一印象として、同シリーズの既存のものに比べ、
文字が走り書きのようで読みにくかったり、
若干挿し絵が少なく、単調な雰囲気を受けたけれど、
掲載されている内容は充実している。
カタカナで表記されている発音ルビは、
若干「うーん？」と感じるものもあるけれど、
カタカナでどう表記するかは個人差もあるため、
仕方がないかなというところ。
（ただし、カタカナ表記を棒読みでは、通じない可能性も…）

最後の方にまとめて掲載されている
基本文型のようなものは、最低限の基本的なものがまとまっており、
とてもわかりやすいと思うので、
もっと大きくとり扱ってもよかったかも。

いくつか気になる点はあるけれど、
全体的にはなかなか使える本になっている。