初心者向けですかね?
★★☆☆☆
ラリー・レヴァンとパラダイス・ガレージについての語りから始まり、デヴィッド・マンキューゾとLOFTへと視点が移っていく。
当時の客やDJ達へのインタビューにより、当時のクラブについてやラリー・レヴァン自身についての思い出が語られていく、学生時代のクレージーさを語るフランキー・ナックルズとか貴重なコメントもあるし、人々の若干高揚した話し口調から本当にレジェンドだったことがうかがい知れる。
ただし、実際のプレイはほんの一瞬なので、あくまでも資料的な価値としてしか機能しないし、作品としてもそれほど感心するような構成ではない。
全く予備知識が無ければ、それなりに興味を引かれるはずなので、ここからデヴィッドマンキューゾやフランキーナックルズやフランシス・グラッソやリトル・ルイ・ヴェガそれから最後に紹介される現在プレイし続けているDJ達のMIX-CDを聴いてみるのも良いかもしれない。
もう既にかなりテクノやハウスに造詣が深い人には、資料として手元においておこうかぐらいの価値でしかないのかな。
ダンスを移したシーンはちょっと見ものだったけど、それはあくまでも添え物なんで、やっぱりDJの技とかセンスに焦点を当てるべきですよね。
内容からしたら、もっとプライスダウンしても良いんじゃないかな。
じゃないとあまり積極的に勧められないですね。
びっくりするほど内容が薄い
★★☆☆☆
ラリーレヴァンがパラダイス・ガレージで伝説的なDJをしていたことを知り、何がどう伝説であったのかを映像として見たいと思いこのDVDを購入したが、非常に残念な内容だった。
このDVDにはパラダイスガレージやロフトに出入りしていた客や、ラリーレヴァンと並び有名なデヴィッド・マンキューソをはじめとするDJのインタビューが数多く収録されているが、全員が「ラリーは凄かった」としか言わないのである。
このDVDを購入する人間であれば全員「ラリーが凄い」ことなど知っている。一晩のプレイリストやラリーが曲を切り替える瞬間の映像などが出ればある程度は納得できるのだが、肝心のラリーの映像はDJをしている映像やダンスをしている5〜6秒の素材が数個出てくるだけである。
このDVDでパラダイスガレージの興奮を共感できるかと思ったが、そんなことはできなかった。
ライブCDや野田努氏の書籍が詳しいようなのでそちらを当たろうと思う。