毛利蔵人氏の遺作
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収録されている楽曲の完成度は秀逸です。
高畑勲監督が三善晃氏にこの『赤毛のアン』の音楽担当を依頼したのですが、氏は当時、御病気だった為にこれを断り、その代わり高畑監督に紹介したのが故・毛利蔵人氏です。
ただし三善氏は主題歌『きこえるかしら』を初めとして4曲も書いてくれています。
実は私はこのアルバムを聴く前に「どうせピアノの曲ばっかりだろ」とか思っていましたが、オカリナやアコースティックギターで奏でる切ない曲も少なくなく、本当に音楽の良さが理解できる人ならきっとこの2枚組アルバムを好きになると思います。
ただし一つだけ言っておかなければいけないことがあります。
実はこの『想い出音楽観』についてですが、毛利氏がこの作品のために書きおろした曲全てがこのアルバムに収録されているわけではありません。
それは何故かといいますと、収録時間の関係で入らなかった曲も他にもいくつもあるからです。
ですから「完全版」といいながらも本当の意味での完全版ではないのです。
しかしながら、この2枚組のアルバムは傑作であることは間違いないので、是非、多くの人に聞いてもらいたいですね。
聴いてるだけで夢の中にいるような心地になります。
待ちに待ったCD
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世界名作劇場の「赤毛のアン」を見てアンを愛した人にはオススメ出来る商品です。
以前にもアンのサントラは2000円程度のものが出ていましたが、
そちらの構成は複数のBGMが一曲としてまとめられてしまっており、
あまりにもCDオリジナルの構成でしたから、非常に難ありでした。
それ故に、
TVアニメのサントラとしての、純粋にサウンドトラックを切望していたのですが、
待ちに待った発売です。
このCDには思い描ける各シーンのほぼ全ての音楽が再現されています。
但し、僕が確認出来た欠落している曲ですが、
放映時のOPテーマが始まる直前の、「世界名作劇場」のタイトルバックに流れる、
5秒程度の短い竪琴の曲はこちらには入っておらず、
何故か2000円シリーズの方には入っています。
爽やかになりました
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忘れかけていた子供の頃のワクワクした気持ちドキドキした気持ちが爽やかに蘇って来ました。想像以上の素晴らしい歌声にはただただ心が洗われるばかりです。アンが物語ではなく実在感を感じる素晴らしい世界にこのCD一枚で連れて行ってくれます。幸せです
最近
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BSでアンの再放送がやっていて久々にOP、EDを聞いて豊かな楽曲に感動し、もっと聞きたくなって買いました。
著名な方が作曲していたんですね。すばらしいわけです・・・
アンのCDはいくつかあって迷いましたが、どうせならたくさん聞きたいと思ってこれにしましたが正解でした。
ずっと聞いていてもぜんぜん飽きないし、子供の寝かしつけにかけるとすぐうとうと。。。助かってます。
あのすばらしい自然の情景が音楽に表れているからでしょうかね。
さて、次はアンのDVD買うかな・・・
四半世紀前の自分に出会える音楽集です
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殆ど全ての楽曲を収録しているのはもちろんの事、
当時の製作陣のコメントを読むと涙が出ます。
デジタルリマスタリングされたステレオの歌や
BGMを聴くと当時の自分を思い出させます。
短い曲にもそれぞれ思い出があり、四半世紀を
超えた今の自分にアンが囁いているかのようです。