97年放送の『ルパン三世』テレビスペシャル第9作。何者かがルパンの名をかたり、あるパーティ会場に犯行予告を送った。張り込んだ銭形警部と、自分の名をかたる者の正体を確かめるため忍び込んだルパンの前に、世界最大の暗殺集団タランチュラが出現する。
彼らを追い、バミューダトライアングルにあるタランチュラのアジトへ乗り込むルパン一行。ボスのゴルドー、エレンたち島内レジスタンスを巻き込んで、タランチュラの金塊を狙いながらも、物語はルパン自身の過去との決着へと突き進む。
劇場版を含め栗田貫一によるルパン三世はこれで5本目になるが、板についてきたのはもちろん、同時にルパンというキャラクター自体の若返りにも一役買っているように感じられる。(田中 元)
飽きない
★★★★★
栗田さんシリーズでは一番何度も見ています。
とっつぁんの出番が少ないが、よくできています。
助かるとわかっていても、どう助かるかをいかに
面白く作り上げたか。
それは見てのお楽しみ。
声が変わったから、絵もこれくらい変わってしまって
ちょうどいいかもしれません。
ルパンがルパンらしかった頃
★★★★★
最近のルパンはルパンの名を借りただけの中身がふにゃふにゃなものが多い中、この作品は複製人間の時以来のルパンらしいルパンです。女の子に優しく、敵には冷酷。決める時はこれ以上ないくらい決める。
なおかつ全体的に流れる荒廃的な雰囲気と物悲しさ。ぼくは大好きです。
ハードボイルドなルパンが全面に出た作品
★★★★★
改めて、渋くてかっこいいルパンはやっぱりいいなあと感じさせる作品ですね。
冒頭から衝撃的なシーンが展開され、ラストに至るまで目の離せないの緊張感のある展開で、非常に面白いです。
今回はヒロインもよかったです。テレビスペシャルのルパンにはヒロインがほとんど出てきますが、
ルパンの引き立て役としては、他の作品を見ても一番良い味が出ていたと思う。
ルパンファミリーもバランスよく描かれています。銭形が終始ギャグキャラ扱いになっていますが、次作の「炎の記憶」では活躍しているので、今回は目をつぶりましょう。
裏で各国の政府が絡んでいたという設定がちょっと余計な感じがしますかね。まあ、それだけが少し難点かな。
しかし、それ以上にルパンのかっこよさが(ヒロインへのセンチメンタルな姿や、因縁の相手を倒そうとする姿)が鮮明に出ていて、
ハードボイルドなアニメとしても完成度が高い作品だと思います。
ベスト!!
★★★★★
全ルパン作品の中で1番好きな作品。とにかくヒロインが大好きです。
クリカンルパンの最高傑作
★★★★★
ストーリーもさることながらアクションシーンやちょっとした仕草がよく動くし、なによりかっこいいです。
最後ちょっとせつない感じになりますが、クライマックスの盛り上がり方は劇場版で公開されてもおかしくないです。