傑作怪獣映画、自衛隊の奮戦も必見!
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日本の怪獣映画として、ゴジラとはまた違うリアル路線を目指した傑作だと思います
自衛隊の装備も実際と同様
これって邦画では珍しいですよね
ガメラの活躍よりは、それの周りで逃げ惑い、あるいは立ち向かう人たちが細かく描かれてますが、そこがまた良い!
とくに、足利市でのレギオン要撃戦での師団長の苦悩を想像してみると土壇場での決断とかがより一層熱く見えます
日本SF大賞を「映画」が初めて受賞した快挙!作品ガメラですよ。
★★★★★
ガメラを一つ見るならこのガメラを見てください。平成ガメラの第二弾です。
怪獣映画がSF作品に変貌して第2作目で「映画」がはじめて、日本SF大賞を受賞しました。
日本SF大賞は今まで小説がもらえるはずだった。ことを、ここでガメラつーレギオン襲来が頂いたのです。
祝杯をあげたい気分になりました。中山忍、セガールの娘さんは当然、ここではレギオンと人間の戦いに
焦点が当たります。流れ星を見学していた北海道の科学館の皆に、大きい流星?隕石落下の注意報がはいります。オーロラが見えるというのです。磁場の関係でそんなにはオーロラは発生しない。なぜ?
とおもうまに電力が消え始める、気づくのはNTTのおにーさんとここでは主演の水野美紀さん演じる科学館
の職員、ああ!とおもうまに、ビール工場が襲われ、地下鉄が襲われる、怪獣はー?とおもううちに大きなデパートにレギオン本体の花が咲きます。巨大で理解しえない物体と人間は戦うことになります。
ここはまず、人間が闘います。ガメラの飛来を待って・・・人間も戦えるのです。ここが評価の一部かもしれません。ガメラはやってきます。が、一度負けて動かなくなる。子供たちがふっかつを信じて祈ります。
大人もガメラにふっかつを祈ります。このシーンはきっと見ているほうも祈りたくなります。
「おかーさんガメラ起きるよね」「だいじょうぶ」人間はいいな、こんなチカラを持っています。
自衛隊化学研究所の自衛官にはじめから協力しているNTTさん、自衛官にむかって水野さんがいいます。「ご無事で!」あとは見てください。ただのガメラ映画を超えたからの「SF大賞」受賞です。子供が見るものではなくなりましたよ、ゴジラの初めから見ていましたけれど。敬礼。
よく出来てます
★★★★☆
平成ガメラはやっぱり良く出来てます。
何だかガメラの一生懸命さが伝わって来て最後はじんと来てしまった。
単純に楽しめる映画だと思います。
《ガメラ》=《英雄マルドゥック(?)》。
★★★★★
平成《ガメラ》3部作は、日本のSFマニアの間では、よく知られている傑作シリーズである。3部作、全部、面白いが、その中で一番面白いのは、やっぱりこれだろう。突如、北海道に宇宙から墜ちてきた、謎の生物《レギオン共棲体》と、地球の守護神《ガメラ》との闘いが、これ以上ないくらい《リアルな映像》として表現されている所が、凄いです。特に、巫女的な役割を果たす少女の名セリフ「ガメラは、レギオンを、許さないから。」という言葉には、しびれました。《怪獣映画》としても、《パニック映画》としても、または、《本格SF》としても楽しめる、希有な傑作です。第17回《日本SF大賞》受賞というのが、無条件に納得できる、傑作中の傑作です。
面白いのですが・・・・
★☆☆☆☆
ガメラ映画最高傑作ではありますが、落ち着いて見直してみれば、この作品は若干危険な要素を含んでいるような気がしました。この時期、特撮ライターや心ないファンを中心とした人たちが川北ゴジラをバッシングすることに夢中で肝心の作品批評が置き去りになっていました。怪獣映画は本来、戦争や災害を擬似的に再生してその恐ろしさを警告することに意味がありました。しかし、この作品は自衛隊の本格協力の元、実在の兵器や自衛隊員の活躍を描くことで、むしろそれらの行為を美化している感じさえあります。この時期、初代ゴジラからの脱却を色々なクリエーターが叫んでいましたが、それこそが一番危険な行為であり怪獣映画の本質を見失ってしまったのではないかと改めて思いました。特撮映画としてはお勧めの一品ではありますが・・・