直球勝負で気持ちが良い
★★★★★
言語能力が高いです。この人。
自分が思っていることを的確に日本語にして短い文章で言いたいことを言う。
これってものすごい能力だと思います。
ですから文章を読んでいても素直に楽しめます。
自分はこの本を読んで共感する部分は多かったんだけど、
著者の書いていることが、仮に「正しく」なかったとしても
自分の思いをきちんと言葉に乗せて伝えようという直球で挑んでくる姿勢、
AVに対するビジネスとしての視点、
セックスに関する仕事に対するケレンみの無い素直な見方、
いずれも一聴に値すると思います。
自分は日々、こんなにまっすぐに物事を伝えているだろうか?
真っ直ぐにこちらに伸びてくる文章を、こちらも真っ直ぐ受け止めよう。
そんな風に思います。
最近の新書ってのは、つくづく軽く適当に出すな〜、値段高いし〜、
とちょっと編集側には批判的にとらえてるんですけど
エッセーとして考えた時に中身は悪くないと思います。
ベストセラーズ
★★★★★
私はなんでイケないの?
どうして俺は彼女をイカせられないんだ?
??そんな悩みがかわいく思えるほど、現在の性に関する「闇」は深い。
初体験後に「セックスのどこがいいの?」という青年。
「嘘のセックス」しかできなくなった女。
マニュアルがないとキスもできない男。
ファック・マシーンが横行する人間不在のAV現場。
いま危機にある男と女に贈る、カリスマAV男優・加藤鷹の「豊かなセックス」の処方箋。
「たった一度の悦びを味わうだけで、人生さえもが変わる。だからセックスの奥は深い」
AV男優20年、5000人以上の女性との交わりを経てつかんだかつてない新オーガズム論とは??。
『エリートセックス』で大ヒットを飛ばした加藤鷹の、新書第2弾!