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台風学入門―最新データによる傾向と対策

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 山と溪谷社
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台風を中心とした気象情報の解説書 ★★★★★
TVでも天気予報コーナーを担当している著者が台風の発生海域・メカニズムから
過去の台風災害の事例を参考にして台風に対する備えまでを広く網羅する内容を
盛り込んだ書になっており、この本を1冊読めば十分に梅雨〜秋雨の時期を中心とした
気象と台風の関係を基本的な情報として理解することができます。
また、2004年には日本に接近した台風10個、上陸した台風10個と過去に例が
無いほどの台風の当たり年でしたが、これらを地球の温暖化に関連して考察されており、
今後50〜100年のスケールで考えた場合の台風災害の傾向と対策が明解にされています。
特に難しい用語も無く、中学校で習った程度の理科知識があれば、楽しみながら
本書を読み進めて台風を軸にした気象情報の見方を身につけることができ、
これにより、ニュースで得られる気象情報の聞き方も随分と変わると思います。
また、著者が気象の専門家である立場から最近の被害事例を題材にして、行政の
非難情報などを出すタイミングに対して厳しい意見が述べられており、関係者も
本書のような内容を一読いただけるとよいのではないでしょうか。
台風に関する基礎知識、情報が得られる ★★★★★
 NHKお天気キャスターとして知られる気象予報士が、過去50年間の台風データを解析し、日本に上陸する台風を解説している。台風はより日本に近い場所でも発生するようになっている。また、大型の台風が増加傾向にあり、温暖化による海水温の上昇で強い勢力のまま日本に接近するようになっている。
〈最新情報〉気象庁では平成19年度の台風シーズンから予報の対象時間が3時間毎になる。また、暴風域に入る確率も面的な情報になり、分かり易くなる(雅)