文系の人にもわかりやすい
★★★★★
私は数学の苦手な文系学生なのですが、線形代数が必修だったのでこの本を使って勉強しました。
最初は他の参考書(単位が取れる線形代数ノート)を使っていたのですが、ゴチャゴチャしていてわかりにくかったので評判の良かったこの本に乗り換えました。
この本を使い始めてびっくり!わかりやすい!
レイアウトはシンプル・2色刷りでとても見やすいし、説明→証明→例題→練習問題の流れが良いです。
非常によくまとまっているため、1週間もあれば一通り読み終えることが出来ます。
数学U・Bまでしか学習経験が無い人でも、これ1冊で教養レベルの線形代数は完璧です。
文系で数学に困っている人には最適の参考書です。
第一歩として、
★★★☆☆
私は社会人になって、この本を読みました。
大学時代、線形代数の授業はありましたが、退屈であまり覚えていない状態でした。
社会人となり、数学を基礎から勉強したくなり、この本を選びました
この本は、他の方のレヴュー通り、入門書としては最適だと思います。
親切・丁寧に解説し、前知識はほとんど必要ありません。
ただ、難点を言うと、「数学的事実を言って、その練習をしておしまい」という形で、数学の面白みを感じることはできないと思います。(もちろん、著者もそこを目指して本書を書いていないことは明らかですが…)
たとえば、『固有値、固有ベクトル』などの求め方は分かり易く載っていますが、「だから、それがどうしたの…?、固有値ってそもそもなんで必要なの?」って、普通の人は思うのでは。(もちろん、僕も)
『固有値、固有ベクトル』には、数学的美しさ、そして、統計・画像処理など、実際の生活に関わっていることを知ったとき、僕は感動しました。
数学のおもしろさはそういった概念上の数学の”美しさ”、そして、それが僕たちの実世界で関わっているということを知ることは、より数学の面白さへ踏み込むことになると思います。
その第一歩として、この本を選ぶことは良いと思います。
線形代数が苦手な人や授業で躓いた人にオススメ
★★★★★
初めて線形代数を学ぶ人や線形代数に苦手意識を持っている人には最良の本かと思います。
線形代数を学ぶ上で土台となる必須の事柄について、難しい言葉を使わず分かりやすく説明しています。
また、それを学ぶ上で必要な事柄も説明されています。
例えば、線形空間に入る前に高校レベルのベクトルについても一通り記載されており、「高校レベルの知識が曖昧なので先へ進めない」等といったこともありません。
その点では、高校で数学が苦手だった人にもお勧めです。
また適度に問題も載っており解説も分かりやすい為、理解度を確かめる事も出来ます。
ただあくまで入門書であり、応用等は一切記載されていません。
そのため、文系学部の人や大学が始まる前の予習等にはこれだけで十分かと思いますが、理系学部の人や編入試験を目指す人には、更に詳しい知識や問題演習を重ねる事等が必須だと感じます。
しかし基礎を学びたいのであれば、この本の右に出るものは無いでしょう。
線形代数の入門には最適。
★★★☆☆
線形代数の入門には最適であると思います。
しかし、やさしく分かる範囲内のことしか書かれていないという側面をもつことも事実であると思うので、自分の授業などで要求されているレベル、内容とよく照らし合わせる必要はあるはずです。
わかりやすいが,いい本ではない
★★★★☆
わかりやすさという評価基準と,いい本であるという評価基準は似て非なるものである.
少し考えていただければよくわかることであると思うが,この本にはその言葉を送りたい.
確かにこの本はわかりやすいと思う.
しかし,わかる範囲が狭く,これをやったからと言ってとりわけ線形代数がわかるようになる訳ではない.
本質を突いていない記述があるように思われる.
大学初級の線形代数の鳥瞰図を描くためにこの本を使われるのは良いと思われるが,
この本は2週間くらいで終わらせて,もう少しマトモな本を読むことをお勧めする.
とても解りやすい参考書です。
★★★★★
とても解りやすい参考書です。