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ヤバイ植物の育て方

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 太田出版
Amazon.co.jpで確認
ドラッグ植物の合法的栽培は個人の趣味では不可能、という結論の本です ★★☆☆☆
ドラッグ植物とその他の有毒植物の二部構成ですが、ボリュームとしてはドラッグ植物が約三分の二くらいを占めています。
単なる園芸ファンとして、ドラッグ植物の合法的な栽培方法ということで、「そんな方法があるのか?どうやるの?」という興味で読んでみました。結果「それは無理」だと思います。

「合法」の部分は、規制植物であってもたいていのものは研究目的で申請をすれば栽培が許可されることもある、と言うだけの話です。(申請先などはちゃんと記載されています。)
しかし、個人の鑑賞目的(まさか自分で使用するといって申請する人はいないでしょうから。)ではまず許可されないということが本書にははっきりと書いてあります。

なのに詳しい栽培方法や使用方法を載せるのは、不正栽培を助長する目的としか思えません。
随所に「不許可で栽培するな」と表面上は記載しながらも、「さあ、やってみよう」的なノリの本文にあきれかえりました。
規制植物の入手方法も、海外からネット通販でとりよせるのも「合法なのか?」と思いますが
日本に自生しているものは、「山野に採集に行こう」的なノリで、その際は根っこから掘り起こすことを薦めています。
まぁ、規制植物と山野草は違いますが、山野草ファンの間では、これは決してしてはならないことです。(個体数が非常に多く、繁殖力が強く、公園や私有地以外の場所に生えている、つまり一部の"雑草"は除きますが。)

本書のどこにも著者の経歴が書いていないので、どういう方が書かれたのか不明ですが
園芸的に妙に的確っぽい指示もあれば、「え〜そうかなぁ?本当かなぁ?」という指示も多く、このとおりにやって収穫が望めるかどうかも疑問です。
まぁ、あまり豊作になっても困るという著者の良心かもしれませんし、この本自体がジョークなのかもしれませんが…





ヤバイ植物の育て方 ★☆☆☆☆
植松黎さんの「毒草の誘惑」に負けて、「毒草を食べた」までは学究肌の方に見られるご愛敬
と言えますが、この本はいかに合法的にと唱っていてもヤバすぎます。60年安保の折に過激派学生のバイブルと呼ばれていた「ハラハラ時計」にも似た危険性に充ちた作品だと思います。若者やバカ者がこの本を見て栽培し、麻薬の世界に取り込まれたら大変なことになると思いました。いかに言論の自由と言ってもこういう作品は世に出すべきではないと思います。購入してしまえばそれは私のもの。勝手ながら一枚一枚剥がし、シュレッターに掛けてしまいました。とても蔵書棚に架けて置く気持ちになれませんでした。しかし、何でもありの世界は怖いものですね。