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孤独でも生きられる。

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: イースト・プレス
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30分もあれば読める本です。 ★★★☆☆
内容は、過去の著書より一部の文章を抜粋して「孤独」、「世間」、「運命」、「老い」、「死」、「幸福」の六つのカテゴリに分類して整理された本である。30分もあれば読める分量である。
この本の分類が面白いと思った。
曽野綾子の気になる抜き書き ★★★☆☆
タイトルにひかれてこの本を手に入れた。開いてみれば、なんと著書からの断章を一ページにひとつずつ配したものだ。テーマは、孤独、世間、運命、老い、死、幸福の六章に分けられていて、それぞれに関連した文章が選ばれている。

一読して、曽野綾子の文章に親しんだ読者が、折に触れて読んで楽しむに適した本だと思った。それぞれの文章は味わい深いものだが、語られる文脈のなかでこそ活きるものだろう。もっとも、この本を読んで著者に興味がわく人もいるかもしれない。

誰が選んだ文章なのか、どういういきさつで成立した本なのか、解説があればよかった。
同様の主旨の本に、山本夏彦の「何用あって月世界へ」というのもある。
現代日本人に必要な知恵 ★★★★☆
曽野綾子さんの文章は、単行本や雑誌など、いろいろな所で読んで共感を覚えていますが、彼女は国際的な感覚を持った人だと思います。国際的というのは、欧米中心の偏った「国際」ではなく、アジアやアフリカその他の地球上のさまざまな地域の文化を含めた、本当の意味での国際的センスを持っておられるという意味です。そういう視点から、現代日本人に欠けているものを、歯に衣着せずにズバリ指摘される。それがまた、「なるほど、その通り!」と思えるようなことばかりなのです。

本書は、他のレビュアーの「一ページにひとつのことば」に惹かれて購読しましたが、たしかに、人生の珠玉の箴言集と言えます。活字の多い本を読破する時間的な余裕の無い方に、ぜひお勧めしたい本です。曽野綾子さんの思想のエッセンスを味わい、自分を見つめ直すことができます。そして何よりも、そうだ、これでいいんだという安心と、良い意味の開き直り。人生に自信と希望を与えてくれる本です。

ただ、いろいろな著作から、助詞ひとつに至るまで忠実に原文を引用(抜き書き)しているので、前後の文脈が分からないと、もうひとつ真意がつかみにくいかな、と思えるものも、幾つかあるようです。それが☆ひとつ減の理由です。ま、そういう所は、あれこれ想像しながら読むというのも、ひとつの読み方ではありますが。
生きる知恵集 ★★★★☆
なによりもタイトルにひかれる。『孤独では生きられぬ』というタイトルであるならば、買う気はなかったであろう。
孤独でも生きねばならぬ人々にどんな示唆があるのだろうと、クリスチャンでもある著者・曽野綾子の小説を期した。
しかし、ページを開いてみればそこには一ページにたったひとつの言葉が記されている。
余白の中に浮く長くて3行の字面が、なんとインパクト強く目に飛び込んでくることだろう。
短い中に人生論が詰まっているというよりも、哲学そのものである。
若き人にも老いし者にも、今日のそして明日の糧になることは間違い無いだろう。