小曽根、鮮烈ビックバンドデビュー!
★★★★★
トリオもデュオもいいけど、ビックバンドでもやってくれました!タイトルどおり、豪華メンバーたちが自由奔放に演奏しています。のびやかで新鮮な演奏に好感が持てました。ジャズは眉間にシワ寄せて聴くばかりではないんですね。また作りこまれたビックバンドのスタイルとはかけ離れており、ひとり、ふたりとミュージシャンが集まって、大勢でセッションが始まったような雰囲気。お互いにのプレイに刺激しあい、しっかり呼応しています。たたみかけるようなリフ、華やかなアンサンブルに熱狂、引き込まれること間違いナシ!
海外の評価が楽しみ
★★★★★
日本人であることに誇りが持てたのは野球だけではない。スピーカーから音が流れ出したとき、この作品の、個々のプレーヤーのテクニックの高さだけではない、ハートまでが世界レベルにあることを、うれしく思った。これはアメリカでも発売されるのであろうか?是非驚きの声を聞いてみたいものだ。
ビッグバンドは聴かない人も
★★★★☆
私は、ビッグバンドはめったにCDを買わない。単調なイージーリスニングか、あるいは逆にブラスがやかましいかのどちらかという偏見があるので。ただ、このバンド名を見ると、中学生のとき大好きだったAmericaの「名前のない馬(A Horse With No Name)」を思い出し、つい買ってしまった。もっとも、残念ながら「名前のない馬」は演奏していない。
ビッグバンドとは言っても、アルバム全部がそういうスタイルではないことがあるので、油断できないのは、寺島先生がおっしゃるとおり。このアルバムでも、リズムセクションが録音レベルは小さめながら実にしっかりしており、それにピアノやオルガンの鋭いフレーズがからみつくスタイルとのコンビネーションが良く、なかなかスリリングな演奏を聴くことができます。これなら、あまりビッグバンドを聴かない私のような者でも繰り返し楽しんで聴けますね。