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最終兵器彼女 (7) (ビッグコミックス)

価格: ¥680
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
Amazon.co.jpで確認
無題 ★☆☆☆☆
死んだ人間がたまに生き返って泣きながらセックスするみたいな話は吐き気がしておぞましいので漫画といえどやめていただきたい。
この星で、一番最後のラブストーリー ★★★★★
古本屋で見かけたときに、「このタイトルどこかで聞いたことあるな。軽い青春ラブコメかな?(・ω・)」と思って全巻購入した自分の考えが甘かった。この物語は戦争や世紀末を背景に、不器用で拙いが人間であるが故に必死に人を愛そうとしたふたりの高校生を描いた切ないラブストーリーだ。物語の背景設定が曖昧なのは、彼らがそんな曖昧な世界に生きているからだ。性描写が際どいのは、他のレビューにもある通り、人を愛することをぼかさなかったからだ。様々な理屈や矛盾抜きで読んでほしい。恋愛は理屈が無く、矛盾に満ちているものだと思うから。ちせを傷つけたくないが傷つけてしまうシュウジの痛みに、常日頃私自身が感じていた痛みを重ねた。「地球の全生命が滅んでも、君だけが生きていてほしい」「どんなに変わり果てた姿になっても、君を愛し続ける」――相手を愛するが故に利己的になったり、普遍的なものの存在にすがろうとするのが人間らしさ。そんな人間らしさをどのように感じるかはその人次第である。 よくラストはエヴァに似ていると言われるが、私は手塚治虫の火の鳥の生命編を思い出した。生命が生と死を繰り返すのは、普遍的な宇宙生命(コスモゾーン)が変化を繰り返しているにすぎない――ラストに関しては様々な考察があるとは思うが、一見意味不明なだけに、考察するのは楽しいものである。 以上、ラブストーリーや最終兵器云々よりも哲学的な部分でこの作品を好きになってしまった女子高校生でした(;=ω=)
読む人と読む人のタイミングも選ぶけど・・・ 最高。 ★★★★★
高校生の時に読んで、4巻くらいからもう泣いて泣いて泣いて。(笑)

確かに設定は謎だし、セリフはこなれてないし、絵も少女マンガ的。
だから万人受けするものではないし、泣きながら読んだ当時から数年が経った今、
当時ほど心動かされるものでもなくなっていたりする。

でも!確かに!!
「今までで一番心動かされたマンガ」「今までで一番泣いたマンガ」
部門で2冠を受賞させたい。

それは、ただ単に「人を好きになるという思い」の重さ
「好きなのにどうにもならなかった時の切なさ」というのを、
むちゃくちゃな設定によって、物語として伝えているからだと思って。

もしかしたら肌に合わないかもしれないから買わなくてもいいかも。笑
でも、どうしても一度読んで欲しい。そんなマンガです。
面白い(・ω・) ★★★★★
最初一巻読んだ時は
恋愛系かと思い読みましたが話が戦争になるとは
'・ω・)内容ですが
久しぶりに良い漫画だと思いましたよ

でも
なんか彼女が最終兵器に
なり人を殺していくって
何か切ない('・ω・`)


これは恋愛漫画 ★★★★★
本作品を今頃初めて読んで、そして思いっきり感動している私ごときに
言われるまでも無いと思いますが、これは恋愛漫画ですよね?
SFではない。戦争漫画でもない。

ちせの体から出てくるミサイルってどこから沸いて出てくるんだよ?
そんなことを言っても何も始まらない。
敵は?何のために戦っている?
おそらくは欧米?自分たちの地域が住めなくなったんで比較的被害の少なかった極東を奪いに来た?そんな考察も意味が無い。

この作品の魅力はシュウジとちせの恋愛ストーリにあると思います。
それも若い二人の、おそらくは初めて真剣に愛し合った恋愛。
それが本題です。
戦争も、友人達の運命も、最終兵器も二人に与えられる試練という名の舞台装置でしかない。
まさにセカイ系という作品の典型ですが、その舞台装置があまりにも荒唐無稽で、大掛かりな故に、
対極として存在する日常における男の子と女の子の生き様としての恋愛を、より生々しく浮かび上がらせています。

作品の最初の方で、シュウジとちせが付き合い始めのエピソードで描かれていた、
好きだからこそ、真剣だからこそ別れようとする心理とかが、
むかーしの高校生の頃の自分が初めて真剣に異性と付き合った頃とタブって、
懐かしいような、恥ずかしいような、分かる分かるー!的な共感と、
それを客観的に振り返ることができるようになった自分の成長とか、
そういった共感性で、一気に惹き込まれました。
大人にはできない、青臭い、若芽のむせかえるような、拙く、真っ直ぐで
しかしだからこそ純粋な恋愛は、おそらく人生で一回しかできないのかもしれません。
人はどうしても成長していきます。
どんどん色々なことを経験してしまいます。
だから何色にも染まっていない、本能だけで抱きしめ合える恋愛は、
少なくとも男の子には一生で一回しかできないように思います。
(女性は知りません。でもなんとなく何度でもできるような気がwそれはそれで素晴らしい)

私にとってはそういった思い出を呼び覚ましてくれただけで、
この作品を読んだ価値がありました。
だから公平ではないと思いますが、この作品は私にとって最も心に残る漫画の一つになったのです。