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こんにちは アン~Before Green Gables 1 [DVD]

価格: ¥1,890
カテゴリ: DVD
ブランド: バンダイビジュアル
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あの"少女の憧れ"になった少女の幼き日々 ★★★★★
私が世界名作劇場を知ったのはつい数年前の事です。
NHKの再放送で「世界名作劇場」が放映されていて、
「愛少女ポリアンナ物語」、「小公女セーラ」、「母をたずねて三千里」などを鑑賞する機会があり、
「いつかリアルタイムで家族と一緒に世界名作劇場を見てみたい。」という願いが叶ったのがこの作品でした。
私は恥ずかしながら「赤毛のアン」はほとんど興味がなく、
他の世界名作劇場とは違い、主人公はほとんど苦しむことなく、
平和で親友との交流を描いたような作品だと思っていましたが、
この「こんにちは アン」は本当に「こんにちは アン」で、
まさしく私が「赤毛のアン」という名作を読むきっかけとなった
私にとって大事な作品です。
毎回泣けるので専用のハンカチを用意して、泣き泣き毎回見ました。
アンってこんなに苦労していたんだ。どんなに辛かっただろう。
けれど、辛いばかりではないのですよね。
アンを支え、愛してくれる人達が次から次へと登場します。
その人達がアンにかける言葉はもちろん、
アンの言葉もまた忘れていた何かを思い出させてくれるんです。
時代は違うのに、人としての生き方を思い出させてくれるんです。
「赤毛のアン」のアンがグリーン・ゲイブルズにいられるとマリラから聞いた時のアンの表情、そして
「とっても幸せだわ・・・。」という言葉が「こんにちは アン」の苦労を集約していて、
「よかったね、アン」と涙ぐんでしまいました。
「こんにちは アン」のアンの苦しみを知っているために、
自然の中で腹心の友と遊ぶアンがまるで幸せで、天国にいるようで泣けてくるんです。
続けて「赤毛のアン」が再放送されるんじゃないかと家族で期待していたのですが、
あっさりと終わりましたね・・・。
どうして続けて「赤毛のアン」を放送しないのでしょうか?
既に他の方も書かれていらっしゃいましたが
どうしてこの作品(「赤毛のアン」他世界名作劇場も含め)を地上波で放送しないのかとても疑問です。
世界名作劇場はどんなに辛くても生きる大切さを思い出させてくれる
人々の指針のようなアニメです。
今は辛い事があるとすぐにこの世からいなくなる事を選択する人がとても多いですが、
アンは孤児でありながらも、数々の苦しみを耐え抜き、
マシュウとマリラという家族、
プリンス・エドワード島の大自然、
腹心の友、ダイアナを得る事ができたのでしょうね。

辛くて道が見えないとき、
「こんにちは アン」を見てみませんか。
そしてもう一度世界名作劇場、そしてアニメの本来あるべき姿、
原点回帰というのでしょうか。
ちょっと大げさですが日本中の方に見て頂きたいです。

本当に地上波で放送して下さい!
何故アンがこんな日陰でヒッソリとしてるのか ★★★★★
名作劇場の赤毛のアンのファンの方はきっとたくさんいると思いますが
その割にはこの作品は全国地上波での放送も無く
存在自体に気付いてない人が多いんじゃないでしょうか。
あまりにマイナーだったのでその程度の出来なのかと思いきや
見てみたら過去の名作劇場のイメージを損なうどころか同等の高クオリティ。
むしろ現代の進化した技術とアニメーション演出で作られてる分クオリティは高いです。
かといって今の時代に無理矢理合わせたような過剰な演出やら萌え臭があるわけでなく
アンのイメージを損なわない、名作劇場らしい牧歌的(という表現でいいんでしょうか?)
な空気感を全てに意識して作ってるのが分かります。そこはとても好感が持てます。

なにより話が毎回ホロリとさせてくれますね。赤毛のアンを見てないなら順番的に
こちらから見るのもアリですが、見ているならケティ・モーリスの食器棚や
ブラウニングの詩の一節のエピソードなど、赤毛のアンに通じる話にほくそ笑むことができます。
なによりもアンの今後に起こる事を知っていると辛く不遇な幼少期を希望や不安を持って生きるアン、
それを時折励ましてくれる人々の言葉にキュンとせずにはいられません。
「思うようにならないってことは、思っても見なかった素敵なことも起こるということ。」
「辛い思いをしたらその分だけ素晴らしいことが待っている。」
アンの夢見た小さな黄色い家は、その想像の中でいずれ緑の屋根に塗られるんでしょうか。
赤毛のアンのファンなら文句なしで必見だと思います。
何故これが地上波で流されなかったのか? こういう良作が不遇の扱いを受ける現状はちょっと切ないですね。
順当なすべり出し ★★★★☆
「赤毛のアン」でキャラデザを担当した故・近藤喜文氏の後輩、佐藤好春氏がキャラ原案、
(佐藤氏が初めて動画スタッフとして製作に関ったのが「赤毛のアン」)
脚本は「ナンとジョー先生」「ロミオの青い空」なども手掛けた島田満氏と
ベテランがスタッフとして参加しており安定感があると思います。

両親を喪ったアンは不遇ですが原作のDV描写は抑え、
大人から子供まで観られる適度に匙加減の効いた内容になっています。
(チビアンは随分、明るい娘ですね)
3話の「小さな黄色い家」は本家モンゴメリの原作とは食い違っていますが
アニメの「赤毛のアン」との整合性でいえば、まだ許容範囲でしょうか…。

1クール短縮となった本作ですが、その分、練りこめたと思うので
「赤毛のアン」が好きな人、「赤毛のアン」を知らない人の双方が楽しめる
作品になるよう、この出だしの調子を最後まで保って欲しいです。