ちょっと臨場感には欠けます。
★★★★☆
この本は、前日譚である
「トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ」を
読んでいなくても一応読むことは可能ですが、
冒頭のある怪物との関係やある宇宙船の2号機の意味を知るためにも
読んでおく方がいいかと思います。
そして感想ですが…
前日譚に比べ、この作品は
主人公の恋模様が描かれているので
サイバトロン対デストロンの戦いがちょっと存在が薄く
見えてしまうのです。
それでも最後の白熱した戦いは見ものですけどね。
やはり文章化するといまいち迫力には欠けてきてしまいます。
が、それでも最後の戦いの場面は
ハラハラさせられるものがありました。
ただ、映画を見たあとで本を読むのは避けたほうが
無難そうです。
○○○○○は、本当に打ち倒されたのか?
★★★★☆
内容は非常にスピード感があり、読み終えるまでがあっという間でした。
小説でこれほどスピード感があると、
映画ではどうなってしまうのかと危惧するほどにw
また、小説の内容と今後の玩具の商品展開から
続編へとつながる伏線がいくつか読み取れてしまったり。
例えば、○○○○○・○○○○の力でスパークを○○させられた
○○○○○は打ち倒されたのか?
そのスパークは本当に○○○○○のものだったのか?
また、○○○○○のスパークは○○○○○に奪われたときに
どこにいってしまったのか?
○○○○○はこの作品では脇役なのに、○○○○○に倒された時の
玩具が販売されるのはなぜか?w・・・etc
伏線の欠片を集めて、続編の展開を予想するのもよいのでは?
ただ、いくつかマイナス点もあります。
・オプティマス・プライムやバンブルビー、ジャズ、スコルポノックが
本来の外国名ではなく日本語名の『コンボイ』、『バンブル』、『マイスター』、
『メガザラック』になっていること。
・ブロウルの名前が登場時以外『デバスター』になっていること。
ここら辺は著者や訳者のミスか、会社の都合かはわかりませんが、
公開直前の発売にもかかわらず、映画や玩具と統一が取れてないのは
ただただ蛇足に感じてしまうのは神経質かと思いますが、
やはり納得のいくものではないので、評価は星4つとします。