インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 筑摩書房
Amazon.co.jpで確認
起業と評価主義の本 ★★★☆☆
世界征服を真面目に考えるとどうなるか、というのがテーマだが、悪の組織を会社に置き換えると起業読本のようにしか見えないとことが面白い。

後半の世界征服後の世界についての件は大衆化の進む現代文明を論じつつその先を論じていく。この辺は近年筆者が提唱する評価経済の考え方が大きく反映されているようだ。
バカなテーマをまじめに考えるとこんなにおもしろい!!! ★★★★★
本書は「現実に世界征服してみたらどうなるか?」を具体的にシミュレーションしてみたものであり、著者はオタキングとして(おそらく大多数ではなくかなり偏った特定の一部から)親しまれている岡田斗司夫氏
最近はいつまでもデブと思うなよ (新潮新書)がベストセラーになったが、やはり氏の真骨頂は本書のように一般に馬鹿げたテーマを現実的にユーモアを交えながらも真面目に論じるところにあるだろう

結論は世界征服って思っていた以上にとんでもなく大変な一大事業であるのに加えて達成したらしたで心配事が尽きない割に合わないという救いようのないもの・・・なんだが、これほど綿密に筋道を立てて論じられると本書自体には不思議と惹き込まれてしまった

勿論あくまでも肩の力を抜いて楽しむ本であって、テーマの馬鹿らしさと内容の深浅をまともに論じる必要は別段ない

ただし意外と含蓄があって考えさせられるところもある
第4章 世界征服は可能か? はそこに当たる
「悪」というのは、「その時代の価値・秩序基準を破壊すること」(p.184)
ということは
「いいものを、より安く」ではなく「人を出し抜いて得するのはやめよう」
「トレンドに敏感に」「自分のしたいことを探そう」ではなく「お年寄りを大切に」「ちゃんと学校で勉強しよう」(p.185)
この各々後者が悪という価値観になる
今の自由主義経済・民主主義という価値観に欠陥があればこそこれに反旗を翻すことが単純に悪と割り切って排除できるかどうかはまともに論議されうるべきところであり、本書からそれがきちんと導き出せれている点においてさすがだなと著者を賛辞せざるを得ない

タイトル等見た目でいかがわしいものと忌避せずに一読していただきたいものである

蛇足だが、私は黒幕タイプの支配者らしい
働いたら負けでした的世界征服 ★★☆☆☆
うーん、正直面白くなかった。
結論が、世界征服なんて徒労だよと言っているように感じた。
ある一面それは正解だし納得もいくが、どこか冷めていて情熱を感じない。

著者は良くも悪くも平和主義者であり、「世界征服」といったテーマを
語るには視点が偏りすぎていると感じた。

アレクサンドロスやチンギスハーンの野望・夢は殺戮の上に成り立って
おり、それによって滅ぶ文化があれば、戦いの中で生まれる技術・物語
もある。世界征服によって紡ぎ出される何かを予想してほしかった。

「内容が薄い」という人は薄い内容しか読み取れない人 ★★★★★
岡田氏の曰く、 「内容が薄い」という人は、薄い内容しか読み取れなかったんだろうし、「考えさせられた」という人は、考えている読者自身の視点が高いということであって、別に僕の本だけが優れているわけじゃない。

 モノの価値というのは、自分がどれほど見つけられるかで決まるわけですよ。だから映画や本や、たとえ人物評にしても「つまんない」「薄い」という人は、対象の中から「面白い要素を見つけられませんでした」とカミングアウトしてるに等しいわけですね。
おもしろい!! ★★★★★
これは面白い!!
よくマンガ、アニメなどに出てくる悪の組織の維持がこれほど大変とは考えたことも無かった。結論から言うと無理っぽいってことですな。