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Out of Border

価格: ¥1,850
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサル ミュージック クラシック
Amazon.co.jpで確認
東儀秀樹のめざす音楽世界 ★★★★★
正調の雅楽を聞く機会が結構あり、篳篥や笙、龍笛の音色には慣れ親しんでいますが、東儀秀樹が奏でる音楽は、それの延長線上にありながら、全く別物であるように感じます。音楽のジャンル、時代を全て飛び越え、西洋と東洋のどこを探してもないような新しい音楽を創作していこうと考えているかに見うけられるのですが。

ユニバーサル移籍第1弾であり、デビュー10周年記念という位置付けで発売されたこのアルバムのコンセプトは、あらゆるジャンルの音楽に挑戦し表現しようとする東儀秀樹の感性の豊かさと音楽への貪欲な好奇心が詰まっているように思いました。

松田聖子の「Sweet Memories」のジャジーなアレンジはいいですね。ピアノを弾いている松本圭司によるアレンジです。1オクターブと2音程度の音域という篳篥の制約にも係わらず、東儀秀樹は楽器の持つ特有の揺れをジャズ・テイストへと変貌させることによって魅力的な1曲に仕上げています。

ケルトの雰囲気を漂わせる「過ぎ去りし日々‾By Gone Days」もBOAとの演奏によって大陸的な広がりを感じます。上海民族楽団に属している若き音楽集団とのコラボによって、国も地域も越えた普遍的な音楽の持つ優しさや癒しを受け取りました。多忙な現代人にこそ、聞いて欲しい音楽のエッセンスが詰まっているようです。

このアルバムでの一番のお気に入りは9曲目の「鳳凰伝説」でした。笙、篳篥、龍笛とシンセサイザーというシンプルな構成ですが、天上の音楽とはこのようなものかと思いました。鳳凰、宇宙、生命の根源という人知を超えた存在を見事に音楽によって表現しえたと思います。笙はまさしく天空を表わすのにはピッタリの楽器でした。

折りたたまれたリーフレットには、東儀秀樹の美しいポートレートが満載されており、笙、篳篥、龍笛という雅楽器の紹介もされています。
見事なクロスオーバー ★★★★★
篳篥(ひちりき)の音の立ち上がりと揺らぎが好きなので、ワクワクしました。とても冒険的で際立った音の作りです。
どれを聴いても楽しいのですが、特に4曲目の「夜空ノムコウ」のアレンジとラップミックスが凄いです。ラップは東儀氏自身の肉声で、シルクロード的な、中国的な、夜空ノムコウが見える感じ。5曲目の「騎士たちの踊り(私の中では名探偵ポアロのテーマ)」もいい。アルキュール・ポアロもびっくりって感じのカラフルで多重的な演奏です。
9曲目の「鳳凰伝説」が一番雅楽的な音色だと思いました。

好き嫌いは分かれるかもしれませんが。
流行を追わない ★★★★☆
1曲目からロックっぽく始まります。中でも「誰も寝てはならぬ」はひちりきの音色がとても良く合う。歌謡曲のカヴァーも!? 松田聖子さんの曲は大人なジャズ調が心地よい。 アルバム「I am with you」から曲調の変貌ぶりには戸惑いを覚えますが、自分のやりたい事、表現したい事を純粋に、素直に、率直にお伝えするのが東儀さん。いろいろな角度から日本の雅楽へのきっかけを与えて下さり、その楽器である「ひちりき」の魅力を知ってほしい。そこに僕らの好みや偏見があっても東儀さんである事に変わりはない。改めて日本の良さを見直すチャンスを与えられたような気がします。僕らもその熱いメッセージに素直に身を委ねてみましょう。<トキズム>
癒されますか? ★★☆☆☆
日本古来の楽器を現代の音楽文化に広めようという心意気は分かりますが…。私個人の意見としては正直マッチしてないような気がします。特に音色が音の出始めから変化する感じがたまにイラッとする事も有ります。 やっぱり雅楽はスピリチャルミュージックであってヒーリングミュージックじゃない気がします。