ギャビー・パヒヌイを語る上で欠かせない作品
★★★★☆
1972年設立のパヒヌイ・レコードから同年発表したソロ・アルバムで、「ブラウン・アルバム」とも呼ばれる名盤です。3人の息子やAtta Issacsなどギャビーの作品群ではおなじみのメンバーが参加した、ギター・ウクレレ・ベースなどシンプルな楽器だけで作られた地味なアルバムです。当時の流行であったシンガー・ソングライターによる作品群の影響があったのか、それとも奔放だったらしい生き様の反映か、もしれませんが、ハワイアンのイメージに合わないような、どことなく毒をもったり諧謔精神にみちた歌い方をしているところもあります。ギャビー・パヒヌイを語る上で欠かせない作品、というところと思います。