インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ガーディアン -ハンニバル戦記- [DVD]

価格: ¥5,040
カテゴリ: DVD
ブランド: エスピーオー
Amazon.co.jpで確認
ポエニ戦争を知っていれば、ある程度楽しめるが、メリハリを欠く作品 ★★★☆☆
 3回にわたるポエニ戦争は商業国家カルタゴと農業国家ローマの衝突であるばかりでなく、傭兵中心のカルタゴと市民兵中心のローマとの持久力比べ、多数決制度を持たない集団合議制のカルタゴと元老院によるローマとの極めて高度な国策決定のぶつかりあいであり、ポエニ戦争の背景を知ることは古代地中海世界を総合的に理解することにつながっていく。また日本経済が最頂点に達した数十年前、日米摩擦を通じて日本がカルタゴに似ているのではないかと一時期議論されたことを考えると、ポエニ戦争を通じて衰退していったフェニキア人の運命に何らかの教訓を私達日本人は今でも求めるのではないだろうか?それほど、この戦争は広く深い意味を持つだけに、BBCのこの作品は見逃せない。
 しかし、映画は時々ドキューメントタッチで、時々物語風に展開し、メリハリのきいた盛り上がりに欠け、誰かの一人の監督作品というよりも放送局の凡庸なスタッフ多数が集まって史実に沿って制作したという感じである。BBCとしては脚本等の水準が相当低く、中高生向きの映画ではないかと疑ってしまう。日本の西洋史学のレベルは意外に高いようだし、この方面の日本語の著作物も結構出版されてきているため、私達はあまり期待してこの作品を見るべきではない。

ハンニバルは単に天才的な名将だけにとどまらず、表現しにくい雄大さを持っており、その魅力は誰をもひきつける。彼に限らず、このような天才すべてにデーモンが宿り、それを安易にしばしば“私は・・・”と私小説風に語らせたことは、この映画の重大な失敗だった。
 
 ローマが最終的に勝利し、ハンニバルが敗北したのは彼の戦略や才能を理解できなかった本国カルタゴの政治にあり、それが政争とか嫉妬を超えた一層根源的な文化基盤の違いにあることまでを制作陣は見抜いていなかったようである。辛うじてフェニキア人側の文化水準の高さを微かに認めただけである。
こういう歴史モノにおいては ★★★☆☆
こういう歴史モノにおいてはスペクタクルなシーンなど不要、と思ってる人は実は多いのではないだろうか。そのへんにはぜんぜん不満は感じなかった。ただ、だらだら長期間続く大昔の戦争の時間感覚がちょっと伝わりにくかったのが残念。余計なサブストーリーは一切ないが、それでも1時間半だと駆け足にならざるを得なかったという理由もあるだろう。
地味だけど良作 ★★★★☆
ローマ大好きな自分も第二次ポエニ戦役に限ってはカルタゴ贔屓にならざるを得ない・・・
それほどハンニバルと言う人は魅力的だ。この作品は地味だしある程度の知識の下地が無いと面白くないかもしれない
しかし、ローマ人の物語等でハンニバルに痺れた人ならば映像化されたハンニバルの姿に更に熱いモノが込み上げて来るはず。
ただ、贅沢を言えばスキピオについてもう少し掘り下げて欲しかった、ハンニバルの格好よさはスキピオとの対比でより際立つと思うので
まさに「史実に基付いて」 ★★★★☆
まず「史実に基付いて・・・」というテロップが出る。フツウ、実際のところは、様々な味付けがされるもの。しかしこの作品に関して言えば、良くも悪くも、殆ど味付けされていない。当然ながら、ストーリーには山在り谷在りと言うわけではなかった。

主人公ハンニバルが、じっと何年もひとところに陣取って動かなかったという話なんかは、史実ではあっても、じれったかった。史実を大きくゆがめない程度に、人をぐっとひきつけるような「映画的味付け」があっても良かった。戦闘で亡くなった兵士たちの屍が広がるシーン。チョイ前ならその「数」の映像に感激もしたかも知れなかったが、300<スリーハンドレッド>をすでに見ていたから・・・CGでの「数」に圧倒されることも無かった。

しかしながら、視点を変えてみると、「史実」にこだわって話を進めた意義も見える。「象を従えてのアルプス越え」なる映像をはじめ、今まで読んだり聞いたりした事のある事柄を、初めて「目で観た」という、ちょっとした感激があった。

総合的には物足らなさはあるものの、良質な内容に合格点を出す。
すっきりしたドキュメント風歴史物 ★★★★★
本作は、スペクタクルアクションとしているが、普通の映画ではなく、史実に色づけをして見せてくれるもの。NHKの、「その時歴史は動いた」に似ていると思えばいい。妙な恋愛事件など入れないですっきりしてよかったが、若い方にはどうかな。