犯罪の街「シン・シティ」を舞台に、これでもか、これでもかとハードなアクションが詰め込まれた一作。ロバート・ロドリゲスと、原作コミックの作者であるフランク・ミラーが共同で監督した。幼女連続殺人事件を追いつつも、犯人が権力者の息子だっかことから、逆に逮捕されるハーティガン刑事。一夜を共にした娼婦が殺され、復讐に燃える前科者マーヴ、悪徳警官を追いつめるドワイト。3人の男たちが愛と信念をかける、3つのエピソードが展開していく。
シャープなモノクロ映像に、女のドレスなどポイントだけ色づけされた「パートカラー」が斬新。銃や刀を使ったバイオレンス場面は強烈だが、流れる血がミルクのように真っ白だったりと、残酷度を薄める美しさもたたえている。ロドリゲスの盟友、クエンティン・タランティーノがゲスト監督として参加したシーンでは、緊迫しつつも、とぼけた味もある男同士の会話に、彼のセンスが際立つ。オールスターキャストが、原作のキャラそっくりの外見になって熱演・怪演。顔じゅう傷だらけのミッキー・ロークや、姿がよく見えないが、超人的な戦闘技術を披露するイライジャ・ウッドがインパクト大だ。女性キャストのセクシー度も半端じゃない。最後までキープされるテンションの高さには、恐れ入るばかり。(斉藤博昭)
ゴメン好みじゃなかった
★★☆☆☆
ロバート・ロドリゲスの作品はほとんど好みだったけれど、これはちょっと乗れなかった。
良質な大人のアメコミ好きな人はきっと絶賛するんだと思います。
キャスティングも豪華だし、エフェクトも凝っていて、画面の絵の感じもスタイリッシュに統一されてます。
脚本も悪くないですけどね、全部悪人って言うね。
だけど最初っから乗れないとずっとダメで途中何度も落ちそうになってしまいました。
何で乗れないのか考え中、全キャラクタに血が通ってない気がするのは私だけでしょうか?
なんていうか誰にも肩入れできないっていうか他人事って言うか。
うーん・・・
面白かったけど、ちょっと残酷なシーンが多い。もうちょっと抑えてくれれば、4つ☆にしていたよ。
★★★☆☆
とにかく、殺しまくる。殺し合い。まあ、ユーモア的にだけど。俺にはちょっと狼が人を食うシーンはきつかった。
血を見るのが苦手な人にはきついと思う。
しかし、でてくる女優に美人が多くて。。。この点はよかった。最後の方で、ブルースウィルスと若い女の子がキスしているシーンをみて、「えー!こんなことやんのかよ・・・(ブルースウィりスの野郎、自分の孫ぐらいの歳のイカしたねえちゃんとやりやがってぇー)。ちょっと羨ましいぜ」と思ってしまった。実際ブルース本人もたまんなかったんじゃねぇのかよ、撮影中。
余り参考になるレビューじゃないけど、ユーモア染みた過激でセクシィーなアクション映画といったものだと思う。
続編にも期待
★★★★☆
アメコミをそのまま実写化するその暴力的なまでの映像センスは非常に面白い試み。
グロくてシリアスだけど、どっかユーモアがある作りもコミック的で、よかった。
キャストも豪華でだれが観ても楽しめるのではないかな。
3つの話がオムニバス形式になっているわけですが、もう少しそれらが繋がってると深みが増したと思うんですけどね。
アルバ
★★★★★
いろいろ褒めるとこあるけど、ぼくにはこれです。
ナンシー役のJessica Albaがかわいすぎる。
もうそれだけで☆5
この世界観はたまらないほど魅力的
★★★★★
ロドリゲスとフランク・ミラーと丁度よい具合に監督合作できた傑作だと思います。
独自の世界観。色彩、バイオレンス、アクション、複数の物語の展開・・・
いずれも目新しいものはないものの、ここまで徹底して世界観を作ってくれれば大満足です。
「ドミノ」では作品自体が冴えなかったミッキー・ロークも、この映画ではなんと魅力的なことか。
ジェシカ・アルバの「ダーク・エンジェル」以来の強さとセクシーさ。
もうキャラクターみんなが素晴らしい。
とはいえ、はっきり見る人を選ぶ映画であることは確か。
個人的には満点です。