殺し屋組織“ギルド”の殺し屋ナンバー3“野良猫”こと皆月美有樹(江角マキコ)は、ある日組織の代理人・上京小夜子(山口小夜子)から仕事を依頼されるが、ひょんなことから別の殺し屋を撃ち殺す羽目になってしまい、そして…?
独自の映像美学と飛躍した(というより、しばしば理解不能となりがちな)ストーリー・テリングでカリスマ的人気を誇る鈴木清順監督によるアクション活劇で、彼の1967年作『殺しの烙印』および幻のまま終わったままの続編『続・殺しの烙印』をとりあえずの叩き台に、後は自由奔放に、それこそ観ている方が何が何だかわからなってしまうほどの奇抜な展開とセンスで一気に見せきる快(怪?)作。映像に身を委ねるなどといったレヴェルではすまされない、刹那的美とはぐらかしを目の当たりにしては、もはやおののくしかないだろう。(的田也寸志)
これは・・・
★★☆☆☆
褒めちゃあダメでしょう。
『殺しの烙印』の続編として取り巻きの人たちがセッティングして撮らせたようですが(特典に付いているインタビューで監督自身が言っています)、よっぽどの清順ファンじゃない限りついていけない内容です。
おしゃれ? 前衛? 別に無理に褒めなくてもいいでしょう。
まさかあの鈴木清順がタルコフスキー並みの催眠映画を撮っているとは・・・。
ワンカット×2はたしかに目を見張るものがある。でも、それだけです。
(そんなことより『悲愁物語』のDVDをはやく出してくれ!)
世界観にハマる。
★★★★★
和とアングラテイストを取り入れた殺し屋達の世界
と言った表現が一番最初に出てきました。
物語は結局何がしたかったのかは良く解らず
ラストも理解できる人できない人多いだろうと感じました。
オチは不条理になっています。
殺し屋ランキングなるものがあり命の奪い合い
昔ランキング1位でいまや落ちぶれた物など、、。
この世界観に酔えない人は終始苦痛かと思います。
残虐描写はございませんのでグロイのが苦手な方は大丈夫です。
台詞の音声カットがね〜。。
★★★★☆
映画館で初めて見た時に、「かっこいい!」って、単純に思いました。
レンタルが始まって見たら後半の江角さんの台詞がブチブチとカットされてるじゃないですか!
「レンタル版だからかな?」って思って、DVDを買って観てみると、やはりカット。。
あのシーンは見せ場の一つだと思うし、台詞のテンポも良かったので、そこをブチブチとカットされているのはかなりがっかっりでした。
でもこの映画そのものは好きなんで、☆は4つです。
完全版(音声未カット版)を出して欲しいと思います。
監督の頭の中
★★★★★
正に鈴木清順監督の脳を覗き見させて貰った。そんな映画でした。
殺し屋とかギルドなんて設定やワードは飽くまでも江角マキコを美しく撮るための方便に過ぎず、
色遣いやロケの美しさもまた然り。
そこに酔えた時点でこの映画は満点となるでしょう。
監督の頭の中=夢の中と思えば、場面が飛ぶくらいは何でもなく思えます。
それと、私見ですが鈴木清順監督の心の年齢が何歳にあるのか、
それも垣間見た気がしました。
あと劇場公開時、ラストカットを目の当たりにして、
思わず「うわ」と声に出してしまった事を白状しておきます。
和の色彩を織り込んだ、おしゃれ系シネマ
★★★★☆
数年前にこの映画を見て、DVDで買いました!これから観る人の参考になればと思います。
ストーリー性は少々薄いですが、そもそもこの手の映画(永瀬正敏さんがよく出ているような、獣がれ俺らの猿とや濱マイクのような映画)を観る人は、音楽や衣装、色彩にかなり重きを置いているんじゃないでしょうか。この映画も、シナリオ以外のどの方面をとっても、かなりいいです!
江角マキコさんの、お色気満載なファッションショー!的な見方もできます。雑誌「装苑」が映画になったような感じですね。
つたない文章ですが、イメージを連ねていきました。