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寿司、プリーズ! ―アメリカ人寿司を喰う (集英社新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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俺たちの寿司はカリフォルニア前だよ ★★★★★
全米を渡り歩いて、寿司でも鮨でもない、SUSHI の魅力に迫った一冊。

本書が出版された2002年以降もアメリカ人の SUSHI に対する熱狂は冷めることなく、僕が米国に滞在した 2007年には、パック SUSHI を置いていないデリを探すほうが難しいくらいだった。

もちろん、それは日本の寿司とは似ても似つかない "SUSHI" であり、そのことに抵抗を覚える日本人が多いのも納得できる。しかしこの本では、著者が米国で多くの店を食べ歩くうちに、SUSHI の魅力に取りつかれ、かつて感じた違和感が徐々に失なわれていく様子を克明に描写している。アメリカ人の口に合わせるための絶え間ない努力と、文化の違いを乗り越えるための工夫、寿司の発展史に位置付けた場合のとらえ方、アメリカ風ロールの日本への逆輸入、そして自分が(あるいは他の日本人が)言うほど寿司に詳しいわけではないことなど、どれも刮目すべきことばかり。

長年、西海岸で包丁をふるってきた SUSHI 職人、杉浦マサは言う。「俺たちの寿司は、カリフォルニア前だよ」
アメリカ人の考え方が理解できます ★★★★☆
日本食の代表である寿司をアメリカ人がどのように食べて
どのように感じているかが理解できる本です。寿司職人を
目指すアメリカ人には、何故、皿洗い、掃除までしなくては
いけないかを理屈を含めて良く説明しないといけないのです。
日本人の様に決まりだから、昔からやっていることだから、
黙ってやればいいんだなどと言った頭ごなしの指導はいけ
ないと説いています。
 日本人も食事をけちってブランド物を身につけるよりおいし
いものを食べて幸せな時間を過ごすことが大切だと思える本です。
アメリカの寿司事情 ★★★★★
 著者はアメリカの食生活を取材してまわっている人物。本書でもきちんとした知識に基づき、しっかりした取材と分析が行われており、かなり信頼度の高い一冊となっている。
アメリカの寿司事情は、ここ20年ほどで格段の変化を遂げた。アメリカ人の多くが寿司を食べる習慣を身につけ、無数の寿司屋が出来ている。しかし、アメリカの寿司は日本の寿司とはかなり毛色の違うものになっている。握りよりも、カリフォルニアロールに代表される「変わった巻物」が中心だし、寿司職人にも日本人以外の人たちがどんどん進出している。では、アメリカの寿司とは何なのか?
 著者は何軒もの寿司屋を巡り、アメリカの寿司職人養成学校を訪れ、スーパーの寿司を味わう。その結果として、アメリカ化した寿司の正体を突き止めるのである。日米の文化論、現代の食文化への問題意識も込められており、うなづかされることしきりであった。
 寿司の好きな人には、ぜひとも読んで欲しい。
寿司知識 ★★★★★
普段何も考えずにカリフォルニアロールなどのアメリカの寿司を食べていた私だが、こんなに寿司が奥深いものだとは知らなかった。アメリカ人寿司シェフと日本人寿司シェフの違いなども対照的で面白く書かれている。日本人にとってはただ派手なだけで邪道だと思ってしまうアメリカの創作寿司も、寿司がアメリカでどうしてこんなにポピュラーになったのかの背景を読み進んでいくうちに認めざる得ない。
アメリカの寿司事情 ★★★★★
アメリカにおける寿司のあれこれが実によく調査されていて,分かりやすくまとまっている.多大なエネルギーが必要だったろうと思わせるクオリティでお買い得感大.アメリカで日常的に寿司を食べる者として大いに共感する部分もあり,またこれまで知らなかった現在のアメリカの寿司事情についても多くを教えられた.特に,カリフォルニアにある寿司職人育成学校の運営についてと,アメリカで働く日本人職人とアメリカ人職人に数多くにインタビューしている箇所が興味深く印象的.