いろんな細工はありますが、でも、2001年のリマスターのまま
★★★★☆
これまでのCDヴァージョンキャッチ・ア・ファイアー〜デラックス・エディション、キャッチ・ア・ファイアー<デラックス・エディション>はデジパック仕様でした。
高音質素材 SHM-CD採用
米国制作2001年リマスター音源
英国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様
英国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベル・カード封入
ジャマイカ盤を再現した紙ジャケットも“ボーナス紙ジャケ”としてセット
米国CD用28Pブックレット封入
解説・歌詞・対訳つき
というように、今回の紙ジャケット盤は、たしかに日本盤らしく精巧にできています。厚さは5ミリ強。省スペースです。でも、SHM-CDであるとはいえ、2001年リマスターのままです。音はよくなっていますが、でも、これまでのCDヴァージョンキャッチ・ア・ファイアー〜デラックス・エディション、キャッチ・ア・ファイアー<デラックス・エディション>から買い直すほどではないでしょう。
さて、内容のほうは、ディスク1のほうがマーリー自身で作った、ずしりと重い音がするヴァージョン。ディスク2のほうが、世界のロック・ファンの耳にもなじむように、エレキ・ギターなどのいろいろな音がオーヴァーダビングされてアイランド・レーベルからリリースされたヴァージョン。マーリーが売れるためにミュージシャンとしての魂を売ったと批判しているわけではありません。売れるようにメジャー・レーベルのマーケティングが入るとはこういうことだとその一端をうかがい知ることができます。