Sweet Baby!!!!!!!!!!!!!!!!
★★★★☆
いわずとしれたスーパーベースプレイヤーのスタンリー・クラークと、キーボードの魔術師
などと安直な呼ばれ方をしてるが、その実圧巻のプロデュースセンスをあわせ持つジョージ・
デュークのプロジェクト一枚目。
スタンリー・クラークというと超絶プレイが有名だが、彼のソロ作品を一枚ずつ吟味すると
どれもハイクオリティ、ハイセンスのものばかりで驚くが、彼もまたプレイだけではなく
構成する側に回っても天才だ。そしてジョージ・デュークはコンテンポラリー、スムースの
分野では圧倒的な手腕を誇ってる。
そんな二人が組むんだから、いい作品ができないわけがない。うん、ということで全編にわ
たって、洒落てて楽しいフュージョンナンバーが満載です。多少、練りこみ不足の曲がない
ではないが、それが悪いほうじゃなくてキャッチーな感じを醸し出してる稀有な成功例かも
ね。
[1]の「Wild Dog」にはヤラれます。伸び縮み自由で弾みまくるベース音に、タイトなタッチ
のバッキングが絡み合ってドライヴしまくりです。思わずヒャッホーと叫びたくなる(笑)。
で、後はやっぱりこの一枚が秀作となる上で欠かせないのは[3]の「Sweet Baby」、、これに
尽きるね。
柔和で甘美なメロディー、、洗練されたタッチ、、セックスアピールに富んだヴォーカル、、
ここぞいわんばかりに効果的に入るベースラインと、文句のつけようのない名バラッドだ!
これぞブラック・コンテンポラリーの王道を行くような曲だ。
他にアイデアが光る部分も多々あるが、僕はこの「Sweet Baby」の為だけに購入しても満足感
が充分あると思いますよ!!いい曲です。
再結成してちょうだい!
★★★★★
これは、言わずと知れたクラークデュークプロジェクトなんでありますが、今聴いても凄いパワー。時代が変わったので若干恥ずかしいですけど。(笑)。でもこれもう一回やって欲しいです。"Wild Dog"で思いっきり派手に始まってもう、さいこ~。後の曲は今の耳で聴くとけっこうださい!でも、やっぱりスタンリークラークのソロがウルトラクールです。僕が一番好きなのは"I just want to love you" ストレートに盛り上がっていいで~す。"I just want to love you"って何回繰り返して歌えば気がすむのかの、あの恥ずかしコーラス。そしてディストーションかかったスタンリーのソロ。全て完璧でございます。この調子でいっぱつもっかいやって! しかし、やっぱりジョンロビンソンのばきばきっと叩くドラミングがもの凄いです。うるさいのぉ。でもきもちいい~という感じ。
ポップチャートでも善戦
★★★★☆
既に説明不要の怪物2人が真正面からポップサウンドに切り込んだ'81年リリースの良作です。多分、[3]で聴けるG.ディークのファルセットにやられた人も多かったんじゃないでしょうか。多分狙っていたとは思いますが、ポップチャートにもランクインしていました。
#極甘のラブソングです (^^;
他の曲も非常に粒ぞろいで、まさに'80s初期ブラック・コンテンポラリーを回顧するには持って来いの当り作だと思います。
また、S.クラークは得意のベース以外にも、シタール、ギター、チェロなどにもクレジットされているところから、作品中のキーボード、ドラム関連以外はマルチプレーをしてくれていると思われます。やはり才人ですね。
この後、プロジェクトとしては単発的にではありますが、'83年にはパート2がリリースされています。
#確か更にパート3もリリースされていたように思いますが。。
アーバンコンテンポラリー
★★★★★
二人のベテランジャズプレーヤーがアーバンコンテンポラリー=ディスコ=パーティーディスコに挑戦=見事にヒット。つぼを抑えたアレンジとドラマチックな展開の楽曲がすばらしい。ダンスしたい人におすすめ
10点中6点 バラードの完成度も高い