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ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、他

価格: ¥1,500
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージック・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
定評ある名盤ではあるが・・・・ ★★★☆☆
 どうも管弦楽曲になると、オーケストラの技能、録音の良し悪しが聴感を左右する。マニアならともかく、ビギナーだったら、80年以降のデジタル録音のものが廉価盤で多数出ている(デュトワなど)ので、そちらを選んだ方が無難だと思う。オーケストラの技術も半世紀前に比べると、大きな違いがある。
音への憧憬、クリュイタンスのラヴェル ★★★★★
ラヴェルはピアノの為に書いた数多くの曲を後年オーケストラ用に編曲した。逆に言えば彼の管弦楽曲の殆どの原曲は、当初ピアノ用に作曲された。このCDに収められた5曲もオリジナルは総てピアノ曲で、中でも『クープランの墓』はバロック組曲の形式を取っているが、実際にはそれぞれの曲が第一次世界大戦で亡くなった親しい人達への追悼の為に着想されたものだ。それだけに曲想はどこか哀愁を帯びていて、彼の精緻なオーケストレーションと相俟って、あたかも死者へ手向ける可憐な花束のような趣がある。

しかしクリュイタンスの解釈は感傷的というより、むしろパリ音楽院管弦楽団の明るい音色と柔和なハーモニーを活かして、かえって鮮烈で普遍的な音への憧憬とも言える効果を醸し出している。指揮者としての彼の実力が充分に発揮されるには、当然ながらパリ音楽院管弦楽団との全面的な信頼関係がある。描かれた音楽のメッセージを注意深く引き出す彼の読みの深さとそれを具現するオーケストラによって生まれた音楽が、結果的にこよなくフランス風であっても、なんら故意的なものを感じさせないのが彼らの強みだ。

ラヴェルの管弦楽法は言ってみれば形式という古い器に収められた燦然と輝く音の宝石であり、クリュイタンスはストレートで迸るような情熱で作曲家の書き記した音の光彩を発散させているのだ。
本場ものの演奏とは、こういうこと。 ★★★★★
ベルギー出身の名指揮者アンドレ・クリュイタンスが、手兵であったパリ音楽院管弦楽団を指揮したラヴェル・アルバムからの一枚。

ラヴェルのオーケストラ作品集は、人気のある作品だけに、数多くの名盤がありますが、その中でもひときわ強い個性を発揮しているのが、この演奏。
パリ音楽院管弦楽団は、パリ音楽院の名だたる教授たちによって編成されていたオーケストラで、他の国のオーケストラには無い独特の音色を持っていました。「クープランの墓」でソロをつとめるオーボエのRobert Casier,「亡き王女のためのパヴァーヌ」のソロ・ホルンをつとめるLucien Thevetなど、ソロ楽器の音色も際立ったものです。

下手をすると雑然とした乱暴な音も出すこのオーケストラから、これほどまでに極上のアンサンブルを引き出したのは、このオーケストラと長く信頼関係を結んできたクリュイタンスだからこそ為し得たわざと言えるかもしれません。
音の溶け合う感覚、抜群のソロに、緻密な楽曲の設計。
「フランスのエスプリ」という言葉がこれほど似合う演奏は他にありません。

1961年から1962年にかけて行われた録音は、EMIにしては珍しく素晴らしい音質で、演奏の雰囲気がよく伝わってきます。
フランス管弦楽の最高峰!! ★★★★★
このラヴェルの管弦楽曲集第4集は、超おすすめ盤である。クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団のラヴェルは、フランス管弦楽の最高峰だと信じている。とにかく演奏が鮮やかで迫力があり、かつしっとり聴かせるとこは聴かせてくれる。聴いていて、癒される1枚だ。