ありえない設定ながらも、物語は結構シリアスに進むので笑ってしまいます。
過去の作品「ぶっせん」でも見せた三宅乱丈先生の男か女か分からない「色っぽい人」の「絵」のうまさは本作でも健在で、こういう変な「色っぽさ」を描けるのは三宅先生だけじゃないでしょうか。
また重厚なSFで話題となった作品「ペット」でストーリーテイラーとしての三宅先生の実力も折り紙つきなので、この変な設定の物語を、この先三宅先生がどのように料理していくのか楽しみです。
近藤がアホだったり、土方がヘタレだったり、沖田がヒラメ顔だったりしてますが、そんなことはどうでもよくなるくらいの設定「薬で女になっちゃった」で、何もかもが台無しです
新選組の名前だけ使ってオリジナルのストーリーとかだったらまだ救いようがあるんですが、史実にのっとって進めちゃっている分だけ性質が悪い
池田屋事件や局中法度など、もろもろの出来事が汚されっぱなしです(たぶん2巻以降は、山南切腹とか平助脱隊とかもこのノリでやるんだろうなぁ)
武士道に殉じた隊士に対してあんまりな仕打ちでしょう
...
でも笑った
まぁシャレってことで
(ただし本当のファンの人は見ないほうがいいです)
おまけまんが「極意の源さん」付き
新選組幹部に秘密のお薬でオッパイが!!
こんな秘密を抱えて、新選組の明日はどうなる??
こんな話を男性誌劇画の絵柄でシリアスに展開する抱腹ギャグ。
とにかく、この絵で展開されるからこそおもしろい、
ヒステリー起こす土方とか、超絶乙女な藤堂とか、輪○されてすっかり性格変わっちゃった沖田とか、BLものなら驚かないけど、この劇画絵でそれをやるか!って。
面白いもの見つけちゃったな、って感じ