もちろん『朝まで生テレビ』のように相手の意見を封じ込めような議論は不毛である。しかし『噛み合った議論』というものはいろんなことを明かにさせる。
例えば『現実』という事に対して、各人が思っている内容は見事に対象的である。
例えば改憲派はイラク派兵についてどう思っているのか、意外とも思える事が分かる。
例えば護憲派は国民投票についてどう思っているのか、決して反対しているわけではないということが分かる。
シンポジウムで言い足りなかった事を補足する保証も取りつけていて、この企画はこれからの運動に対して一つの示唆を与えている。