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Very Best of

価格: ¥1,348
カテゴリ: CD
ブランド: Universal UK
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平和を愛した“第四の男”の優しい歌声 ★★★★☆
70年代初め。ジェイムス・テイラー、キャロル・キング、エルトン・ジョンをシンガーソングライターの「御三家」などといった。すると英国の若者だったキャット・スティーブンスは第四の男ということになるのか。70年代、愛と平和のヒットを連発して時代を駆け抜け、30歳の頃に突如イスラムに改宗して音楽界を引退してしまった男。いまはどうかしらないが、イスラム過激派擁護の発言で、米国で彼の歌が放送禁止になったときいたし、米国が入国拒否!の話題もあった。

1971年のヒット曲、「ムーン・シャドウ」で始まる。美しくも優しいアコースティックな弾き語りだが、”もしも私が眼を失ったら、もう泣かなくてすむようになるだろう”などと、20歳内外の若者とおもえない達観したような詩が印象的な佳曲。恋人との別れをせつなく唄う「白いバラ(Lady D'Arbanville )」はジリオラ・チンクエッティのカバーで有名になった名曲。「ワイルドワールド」「ピーストレイン」と、ヒット曲はいずれも愛や平和をうたうもの。「嘆きのリサ(Sad Lisa)」は発表当時、「雨にぬれた朝」か「ピーストレイン」のいずれかのシングルのB面だったかとおもうが、「白いバラ」に匹敵する美しいバラッドで、後半の弦楽の響きとエンデイングがすばらしい。そして彼の最も有名な大ヒット曲で、流麗なピアノのイントロで始まる「雨にぬれた朝(Morning has broken)」。最近でもCFなどで使われるが、もともとは賛美歌だったものを彼の世界にアレンジしたもの。

イスラム改宗後の彼に何が起こったかはわからない。でもこれは、才能を開花したばかりの、心優しく、純粋な英国の若者の、愛と平和への想いが伝わってくるような、70年代、世界で評価された音楽世界。最近、トロントで、カナダ人の友人がこのベストをずっと聞いていたのを思い出します。米国と扱いがちがうのかな、などとおもった。個人的には名盤「ティーザー・アンド・ファイヤキャット」の中の佳曲「イフ・アイ・ラフ」がはいってなくって残念。それで満点まではいかず、でも星4つです。
朝は雨に濡れている ★★★★☆
 『雨に濡れた朝』をふと口ずさんだ時、このCDを持っていないことに気づき購入しました。

 この曲はもちろん、他の曲も秀逸です。現在は改宗・改名してしまったようですが、彼の歌声は永遠に残すべきでしょう。