大家族の肖像
★★★★★
家族内で起きる騒動を魅力的なキャストで綴ったアメリカの人気ドラマです。
家族愛、兄弟愛、不倫、離婚、裏切り、ビジネス、同性愛…。昼ドラばりの濃厚なストーリーを
LAの壮大な景色と豪華な車、ワインで上質に彩って魅せているのが心を惹きつけてやまない
理由ではないでしょうか。リッチで何不自由なく育ってきたような家族にも見えますが、人それぞれ
が抱えている問題は私たちとなんら変わらないそれと知った時、このドラマにすっかりハマってしまいました。
DVDのジャケットがイマイチ…な気もしますが、そこをクリアするととにかく見ずにはいられなくなります。
アクションやサスペンス、法廷ものやSFものの影に埋もれてしまいそうな印象ですが、ワインの如く時間が経てば経つほどに
味わいが増し、クセになるドラマだと思います。
ボックス2にはボーナスディスクがついていて、スタッフ&キャストのインタビューや3兄弟のスタジオ案内、
NGシーンなどファンにとっては嬉しいおまけ付き。最後まで見逃せない内容だと思います。
なんだか幸せな気分になれる作品です。
★★★★★
笑いがあったかと思えば、ジ〜ンとくるシーンもあって大満足な作品です。CS放送のAXNチャンネルで2009年秋にシーズン3が放送開始との事で楽しみにしています。シーズン2は、まだDVD化されていないので、待ち遠しいです。
家族のあり方
★★★★★
サリー・フィールド演じる母親を中心にとにかくおせっかいなウォーカーズ一家。家族の集まりには万難を排してでも半ば強制的に出席させられる。一人に打ち明けたらどんな秘密も10分以内に全員が知るはめに。本当にこんな家族が居たら正直「ウザイ」と感じるかもしれない。でも、これほど家族を思う愛溢れる家族も居ないだろう。アメリカでは多数作られてきた大家族ドラマだが、その中でも指折りの良質なドラマに仕上がっている。
一歩踏み出す勇気を
★★★★★
シーズン後半は台風の目、隠し子のレベッカがいろいろとしでかしますが、シーズン2になるとすごいいい子になるのでご容赦ください。正直ウォーカー家を俯瞰的にみれる唯一のキャラクターとして成長します。
ジャスティンが軍へ戻る日が近づくなか、家族それぞれが新たな一歩を少しずつ踏み出します。シーズン2への布石もありますが、ラストシーンをみるとシーズン1だけで完成された作品であることが感じとれると思います。一歩踏み出す小さい勇気を得ることができる良質のドラマです。
大人には大人の事情がいろいろある
★★★★☆
ABCが作っているだけあって政治色がぷんぷんする。まあ、キャラ設定からしてそうだから致し方ない。でもまあそれはさておき、自分が子供の頃に思い描いていた大人と実際に20歳、30歳、40歳、50歳、60歳になって体感する年齢にギャップを感じてしまう人は多いと思う。殊に精神年齢的な部分で。そんなことをふと感じてしまう作品だ。それが、自身のギャップだけではなく、親や兄弟姉妹、親類、彼氏、彼女、夫、妻にも感じる。しかし、自分も含めてそんなギャップを乗り越えてみんなを愛おしくやっぱり思う。自分に文章力がないせいか、作品そもそものせいなのか定かではないが、人間の強さの源は愛情の量だということを痛感させられる心地よい作品