ガンタンク、獅子奮迅!
★★★★☆
MSイグルーの「2」は「1」と比べてイマイチなシリーズです。
しかし、この最終巻は、「戦車とどこが違うの?」と揶揄され、
1stガンダムのTVシリーズではなぜか宇宙でも出撃していたのを
劇場版ではガンキャノンに変えられてしまった、
悲劇のMS(モドキ?)、ガンタンクの大活躍を堪能出来ます。
「あの」ガンタンクがザクを、グフを、ドムをも蹴散らしていく様は
見ていて痛快です。
イグルー2の1、2巻を見て幻滅した方も、この巻を見てガンタンクの強さに心躍らせましょうw
戦闘シーンのCGがすばらしい
★★★★☆
この3巻目のストーリーは有って無いようなものです。
メインはCGアニメならではの多数の兵器が一斉に動きまわる戦闘シーンでしょう。従来のアニメが苦手としていた履帯(キャタピラ)式のメカが多数登場し、画面いっぱいに展開するというのは長年アニメで実現が困難だったものなので、そういう点で製作者の夢がようやくかなった作品だと思います。
陸上艦艇のビッグトレー、ダブデの艦砲射撃シーンやジム隊の突撃シーン、硝煙に霞んだザクのマシンガン射撃シーン、実際の戦車の射撃モニターを意識したガンタンクのコクピットの描写など見ごたえのあるシーンばかりでした。
ただ爆弾を満載して自爆攻撃を敢行するあたりはかなり違和感を感じました。数で圧倒的に優勢で、戦局も徐々に優勢になっている状況でわざわざ自爆攻撃をする必要性が理解できません。いちおうストーリーでも説明はされていましたが、やっぱりとってつけたような感じです。
回を追う毎につまらなくなる
★☆☆☆☆
シリーズ最後です。ひょっとしたら次が出るのかもしれないけど、正直やめて欲しいですね。まあ悪口言いながらも見てしまうガノタの自分が悪いのですが。
うわーいガンタンク強襲型かっこいいなー^^
↑がこの作品でよく思えたところの全てです。キャラクターは薄っぺらいし、構成も下手、戦闘シーンは練り込みが足らず、映像は労力に効果が追いついていない勿体ない出来で、シナリオは最悪です。特にシナリオは本当に最悪です。
万が一次回作が出るとしたら、浪花節とかメロドラマとかファンタジー(ロボット物というファンタジーはおk)を排除して、普通に宇宙世紀の戦闘映像みたいになってくれると嬉しいです。
本当の真実は何処?・・・燃えるシチュエーションと展開でした
★★★★☆
遅ればせながら観ました。
非常に燃える展開でした。
まず機密漏洩罪で終身刑になった女性を中心とした「懲罰部隊」が主人公。
なおかつ、兵士としても半ば認められず、いざとなれば味方からも撃たれる境遇です。
そして使用される兵器が「高機動ガンタンク」。殆ど高速戦車のような動きと運用をされます。
オデッサの地上戦が舞台なのですが、重力下ではMSがあまり有効な戦力にならず
むしろ無限軌道を持ったガンタンクの方が脅威となる描写です。
戦場の描写はハード。血しぶきなどはありませんがシビアに人間が死に、吹き飛びます。
ジオンのゲリラ防衛戦術は恐ろしいほど冷酷。
それ以上に、もはや生還を期さない覚悟のガンタンク部隊。
仲間が次々と死に、最後に残ったヒロインのたどり着いた結末は・・・。
今回、死神とヒロインのやりとりの演出は面白かったです。
(死神が登場する演出は今回もトホホでしたが)
死神を見ている彼女の内面と戦場の現実の境界線があいまい。
ヒロインがたどり着いた過去の出来事の真実も
どこまでが本当だったのか、あるいは偽りだったのか・・・。
断続したメタファの映像・・・彼女は本当に生きていたのか・・・。
もしもあの最後に語られた真相が本当だったのなら、彼女はいたたまれなかっただろう。
最初から彼女は戦局を変える為だけの、身代わりの羊でしかなかったのだから。
ドラマもシチュエーションも面白かったのですが、いかんせん尺が短くて・・・勿体無い!!
内容が詰め込みすぎの印象があります。せめて45分あれば傑作になったかも。
あと、コレマッタさんの性格が変貌しすぎで、ファンの人はがっかりかも。
一体何があったんだあああああああああ!!
それとも地が出ただけ??
でも、面白かったです。
EDの歌は重力戦線シリーズの中では一番素敵な曲でした。
恐るべきリアリティ
★★★★★
兵士の髪の毛一本、目の瞳孔、肌の感触までリアルに描かれています。
兵器についても、質感や動きはまさしく現実世界そのもの。加えて、
ジムやガンタンク、ドムといったモビルスーツ特有の個々の動きもダイ
ナミックに描かれており、見ている側は戦闘シーンに吸い込まれ、目が
離せません。映像が見る者を圧倒しています。