ポルノはデビューからのファンなんですが、このアルバムは唯一個人的にあまり好きになれなかったタイプですね。曲が好きになれないんではなくアルバムの形式等等が…という意味で。

曲を引き出しにしまうみたいに分かれさせたのは面白いんですけど、今までのアルバム曲にあった多少ぶっ飛んだリズムや歌詞の歌がないのが残念です。基本バラードタイプが多いです。
曲自体を否定してるワケではないんですけどもうちょっといろんなタイプの曲を入れても良かったかな。折角分けてるんだし。
そしてその引き出し（仕切りの曲）を一曲に含めているので全体的にはなんか物足りない感じ。その仕切り曲も短い曲ですし。

あと終わりと始まりの曲がくっ付いちゃってるがあるんですけど、普通にCDで聴く分には全然問題無くむしろいいんですが
ランダム再生やMDやらに移したりすると途中でいきなり途切れたり突然途中から始まったり若干聴きにくい性質があります。
そういうのをよく使う人には結構辛いかもしれないです。

シッカリとした形があるアルバムなんですが自由に聴けない型にはまってしまっているアルバムです。

曲がジャンル毎にちゃんと整理されている面白いアルバムなのですが、
肝心の曲にあまり魅力が無かったです。

何回も聞きたいと思える魅力的な曲が以前のアルバムにはたくさん入っていたと思います。

その中でもライン、グラヴィティあたりは良かったですけど。


以前のようにもっと激しい曲を期待していた自分にとってはガッカリでしたね。

アルバムの構成は評価出来たので☆２つで。

　オリジナルアルバムはいつも春先に発売していたポルノですが、初めての秋発売と言う事で一年以上空いたのでシングルが５曲と多めですが、一枚のアルバムを引き出しで分けると言う初の試みです。　
　そのため綺麗にまとまりすぎてしまったなと言う印象でした。アルバム曲もシングルのカップリング程度の曲調なのが個人的にガッカリでならないです。「月明かりのシルビア」「Mr.ジェロニモ」なんかは「ロマンチストエゴイスト」っぽいしなんか懐かしい感じはしたんだけど、「foo？」にみられた「オレ、天使」や「空想科学少年」のような曲がないのが残念。人気も安定してきて勢いのある曲がなくなってきちゃうのはファンとしては寂しいです。
　しかし、「横浜リリー」や「ライン」みたいな切ない美メロの曲を入れてくるあたりはさすがですね。

からっと晴れた青空や、透きとおった茜空のような昭仁氏の声と、晴一氏のピュアに広がってゆく詞など音楽の楽しさをポルノグラフィティからは感じます。今作は音楽のおもちゃ箱という趣旨も手伝い、箱から飛び出してくる音楽の勢いや高揚感を一層覚えました。
でも、もっと感じたのは二人の誠実さ、が音楽性に表れているような、まっすぐなイメージです。今作にはダーティなサウンドのロックも、夏歌の明るさに特化した曲もあるのですが、それでも全体の根幹には彼らの真面目さが流れているようで、それが私にはポルノグラフィティの魅力として映るのです。

特に昭仁氏のうたごえにそれを感じます。はきはきした歌い方で夏の熱風のような声の時にも、夕凪に吹く風のような声にも、ひとことひとことにこめるシンサリティを覚えないでしょうか。浜田省吾はfairlifeにおける彼の歌声について「彼が歌うとどんな曲でも“pure”になるんです。彼の表裏のない性格がそのまま表れているのではないでしょうか」と述べています。気持ちいい「ハネウマライダー」が疾走するのも彼の声の中にある、少年のように無垢なエネルギーの実直さとそのやんちゃ魂が、音楽を加速、増幅させているような気がします。この気持ちを一気にエレヴェイトさせる作品の始まりは最高でした。

一方「横浜リリー」や「ジョバイロ」などニューミュージックからのルーツをひくようなメロディも、彼らの引き出しにあるＰＯＰＳの魅力ですね。前者は徳永英明の「BIRDS」にも通じる切なさがありました。そして「ライン」「グラヴィティ」は作品が夕方にかかるようで、ポルノグラフィティの綺麗な面を発見できました。薄暮の爽やかな風のようにとても気持ちのいい終わり方で、素晴らしいアルバムだったと思います。

最近あまり聞いていません。買った当初は聞いていたのですが…。
「ハネウマライダー」、「BLUE SKY」、「BLUE SNOW」の流れはすごくいいと思います！
ただ「Winding Road」と「休日」の流れが…。何回も聞くとちょっと飽きてくるかなあと思いました。
個人的には「横浜リリー」と「ライン」が好きです！
このCDはどちらかというとポップやバラードが好きな人にはいいかもしれません。
ちょっと刺激がほしい人には物足りないアルバムかも？(+_+)