テキサス生まれの独創的なブルースマン、ライトニン・ホプキンスは、フォークやカントリー・ブルースのミュージシャンの話題が最新ニュースとして取り上げられた1960年代のフォーク・リバイバルの頃に、再び脚光を浴びた。この7枚組セットは、当時リリースされたホプキンスの作品の多くを収録している。だが、ホプキンスの作品はあまりに多くのレーベルからリリースされたため、すべてを手に入れることは不可能に近い。けれども、ライヴテイクに加え、スタジオ録音の楽曲のリイシューやインタビューもそろった本セットは、ホプキンスのコレクションをそろえる手始めとしては上々だ。ホプキンスの熟練したムードとテクニックのおかげで、本セットは歴史的に重要な曲だけでなく、音楽的に重要な曲の記録にもなっている。ホプキンスの音楽のスタイルは、何十年にもおよぶキャリアのあいだ、ほとんど変化することはなかったが、その道では最高のひとりにまちがいない。（Genevieve Williams, Amazon.com）