女性による女性のための官能小説
★★★★★
ヒロインは若き新米秘書。ハッキリ書かれてないけど20代半ばって感じ。性格はいたってマジメ。非処女だけれど、不幸な初体験のおかげで異性関係に臆病になってるって設定。それが大抜擢で部長専属秘書に。
で、この部長が女性から見てさいこーにつごーいーキャラなのね。
もちろん仕事が出来て、なにごとにもよゆーしゃくしゃく。でもってヤる気はまんまんでがんがん責めてくるけど、決してあせらない、急がない。じっくり責めて、たっぷりいじめて、でもって最後にとろとろに甘やかしてくれちゃうんですネ。
初めて女の悦びを知って、溺れたいけどこわくて溺れきれないヒロインを、何歩も先からぐいぐい引き寄せる。そして引くときはサッと引いてみせる。最後までヒロインはこの部長の掌中。コレは女性からしたらタマらんでしょ。
異性につごーよく描かれた同性ってこーゆーもんなのね、とやろーのやつがれとしては思ったけれど、多少の強引さはありつつもそれほど違和感を感じることが無かったのはサスガ。
こんなタイトルつけたけど、臆病で生真面目でありながら欲望は実は強くて、従順で流されやすいというヒロインのキャラクターは男性諸氏の多くにもアピールするはずなので男性にもオススメ。ただ、女性の外見への描写はやや薄くはあるのでソコは多少は割引になるかも。