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リミット(1) (講談社コミックスフレンド B)

価格: ¥440
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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女の本質 ★★★★☆
女性読者ですが少女マンガはあまり読まないたちです。
なぜなら、可愛らしすぎたり、綺麗すぎたり、どこか現実を直視していない感じがいやだから。
現実はもっと汚いし、もっと残酷なものだけど、漫画の世界では、綺麗な部分だけを切り取ったり、
都合のいい、運のいい展開が当たり前のように用意されていることに冷めるから。

しかし、これはなかなか面白いですね。
学校の世界で生きていれば、皆どここかで自分の立ち位置を意識しているときがあるはずです。
クラスという、たかだか3、40人の狭い世界で上か、下かの、人のランクが、まことしやかに意識されるのです。
皆から迫害される位置になりたくない、と心の底から願って、言いたくもないことを言ったり、
思ってもないようなことをやったりしてしまう。
特に女子はそういうのが面倒くさいですが、著者のすえのぶさんは、
この漫画であえて女子高生をバスの転落事故現場という極限状態に置くことで
そういう、人間の密かな本音を暴きだしてます。

生き残った、たった数人の女の子たちの個性もそれぞれで、そこで繰り広げられる人間ドラマも、
とても強烈です。
ぬるま湯のような現実逃避的な漫画よりも、私はこれくらい強烈な方がいいです。

グロテスクな描写や、恐ろしい人間描写は、
男性向け漫画ですが同じような極限の状況を題材にした先発の『ドラゴン・ヘッド』や
『彼女を救う51の方法』『彼岸島』に比べたら全然、というレベルです。
確かに少女漫画でこれは、えぐい方だとは思いますが、
読者の範囲を広く見れば、割と面白いと受け入れられる漫画だと思います。

名作になるかも ★★★★☆
ライフは途中から、加害者の闇を掘るかと思ったが、終わり方がいまいちだったし、少女漫画は作者ゆ追っかけると失敗することが多かったので、買うか迷って購入。 しかし、買って良かったと思った。 漫画のように主張できる被害者は少ないと思うので、加害者側での話は良いと思う。 いじめは無くならないと思うが、死につながるいじめが無くなるきっかけになるかもしれない。そんな可能性を感じた。
リアルすぎてもグロくても ★★★★★
こういった、現実を直視させるマンガは、もののけ姫のようなものです。

例えリアルな話やグロテスクな描写が多くても、これが現実なんだ。と大事な事を教えてくれるマンガ。

すえのぶけいこさんは、そういった力がある方ですね。

集団心理の恐ろしさや人間の本性を露にした素晴らしいマンガだと思いました。

あまったる〜い少女マンガ以外でこういうのをかけるのはすえのぶけいこさんくらいでは?
現代版漂流教室 ★★★★★
某所で話題になってたので買ってみましたが、私的にはこれは“買い”です。
確かに少々ショッキングな部分もありますが、誰の身にも100%起こらないとは言えない話じゃないでしょうか?
この話は交通事故ですが、地震や遭難によって同じようにサバイバルを体験しなければならなくなった時、地形に
よってはその場を動かないとか食料や物を確保する(それが例え死者のものであっても)という基本を知っているのと
いないのとでは、生存に大きくかかわってくると思います。
私には高校1年と中学1年の娘がいますが、2人ともに読ませて“生き抜く”ことについて考えてもらいたいと
思っています。
あと気になるのは極限状態に陥った時の人間の本質、尊厳ですが、ライフの作者であるすえのぶさんなら、うまく
描いてくれるんじゃないかな?
今後の期待の意味を込めて5つ星にしました。
・・・ ★☆☆☆☆
気持ち悪かったです。
読んだ事を後悔しました。

すえのぶけいこさんはどうしたんだろう?
ライフの後半からおかしくなってきたけど