ごもっともと思える点もあるが・・
★☆☆☆☆
表紙に惹かれて手に取りましたが、彼女が若かりしころに、
お金がなくても中古のショップを利用して工夫して生活していたことや、
古いマンションをおしゃれに塗りなおして自分らしい家に作り変える
井形式の暮らしを紹介する本のように感じられました。
イギリス式なのかどうかは??
彼女がイギリスに居たときやイギリス人と話をする中で、思いつき
身に着けた方法論ではあるのでしょうが。
また、現代日本人の暮らしに否定的なのですが、その批判の根拠が
本当にイギリス人と日本人の物事の考え方の違いからきているわけではなく、
作者と仲が良いある特定のイギリス人と、作者が嫌いなタイプの日本人の
類型を取り上げて、日本を批判しているに過ぎないのでは、と
感じられる部分が多かったです。
今ある状況をプラスに考えられるようになりました。
★★★★★
新婚で築30年以上の家に住むことになり、身の回りの物に不満だらけだった頃に読みましたので、著者の自分でリフォームした話や、イギリス人の古い家に自分で好きなように手を入れてお気に入りの空間を作り上げて行く話などは大変刺激的で魅力的でした。早速、少しずつですが、ペンキの塗り直しや白木の漂白など始め、だんだんお気に入りの家になってきました。新しいものを手に入れるだけじゃますます空虚になっていく感覚など、自分の気持ちに当てはまる話も多く、自分の身の回りについて考えを新たにさせるとても良い1冊でした。
少数派?
★☆☆☆☆
ここ最近のイギリスでは"have it now"という風潮でクレジットカードを使って買い物をし続け、個人の借金の総額は10億ポンド以上になるそうですが、この本のように生活している人は少数派なのでしょうか、疑問です。でも、イギリスに住んでお金を使わなくなったのは確かです。日本にいる時ほど欲しいと思う物があまりありません。なので、イギリス人がなぜ返済に困るほど物を買ってしまうのかが理解できません。
え?どこの国の話?
★☆☆☆☆
この本を読んでいくうちに感じ、何度も表紙の題を観ました。
私が思うに、この国もデフレで物が売れず、食品・本・服・靴他がBay 1 Get 1 Free で売られているのを観て驚きで、ブランドセールには現地の女の子が長蛇の列、男性と女性が一緒に服を買う姿を観たことが、あっても興味なさげに、店の外のソファーで座っているか店の中で放心状態のように立ち止まっています。去年出版された本なので、これは、イギリスを美化して書くほかの著者同様、実際この本を読んでから住む日本人に失礼な本だと思います。中元歳暮の無い国でチャリティーショップに新品や高価なものが置かれている自体この本の中身と相違しませんか?金掛けていますよイギリス人、全くつぶさなくてもいい家を壊しては改築したり、それの番組もありますよ。
英国の良さが伝わる作品
★★★★★
井形さんの描くイギリスは人も街も生き生きとしていて、まるで実際に自分で旅行に行った気分になれる素敵な本でした。イギリスの人がいかに生活に密着して、日本みたいに見栄を張らずに生きている姿が印象的でした。日本人も良いところがたくさんあるはずなのだが、本を読んでくと、イギリス人の物の見方、考え方に共感をおぼえてしまう。日本人も他国の良いところはどんどん吸収していくべきだと思った。